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東京農業大学、「STEAM教育講座」を併設高校向けに開講

高大接続を進めるために早期履修制度を採用

学校法人東京農業大学は、特別講義「STEAM教育講座」を併設高校である東京農業大学第一高等学校・東京農業大学第二高等学校・東京農業大学第三高等学校の生徒向けに開講することを発表した。受講には、期日までに所定の手続きを行い、受講資格を得ることが必要となる。

STEAM教育講座は、アメリカザリガニから麹菌、ドローンといった東京農業大学ならではの15のテーマで構成されたオンデマンド形式の特別講義。東京農業大学の広大な学術・研究領域の一端を併設高校の生徒たちにも開放し、併設高校における探究学習の充実化とSTEAM教育を強化することが狙い。

東京農業大学「STEAM教育講座」ラインナップ(プレスリリースより)

今回の取り組みは、「高大接続改革」の一環として行われるもので、同講座を受講し一定の成績を収めた生徒は、東京農業大学・東京情報大学(学校法人東京農業大学設置大学)への入学後、学則に基づき単位が認定される。

東京農業大学 副学長 上岡美保氏(学校法人東京農業大学 理事)

東京農業大学の上岡美保氏は、同講座の開講に寄せて「本講座では、身近な社会課題に対し「総合農学」がどのように活用、実装されているかをSTEAM教育の視点から学び、受講する学生や生徒のキャリア教育や将来の教育者としての資質を養う一助となることを期待しています」とコメントしている。