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タブレットなど通学時重量増とSDGsに対応したイトーヨーカドーの「ラクラクリュック」
各店舗で3月16日から順次2025年モデルのランドセルを販売開始
2024年2月16日 12:03
株式会社イトーヨーカ堂は、全国のイトーヨーカドー約65店舗において2025年モデルのランドセルの販売を3月16日から順次開始する。全体で約260種類のランドセルを取り揃えるが、イトーヨーカドーの担当者が小学校を訪問して開発したランドセルなどオリジナル品も用意していることが特徴。価格は3万1900円から。
新たな取り組みとして開発した「ラクラクリュック」は、2023年にイトーヨーカドーの商品担当者が東京都内の小学校を訪れて交流授業を実施した際、小学生から通学時の荷物が増えて重くなったという悩みを聞いて開発した。大容量、軽量、丈夫、楽に加えて「SDGs」という5つのキーワードをもとにして、子供たちの想いを形にした「次世代ランドセル」だとしている。
重さは約890gで、強度と耐久性に優れたインビスタ社のファブリック「CORDURA」を本体生地に使用。従来のランドセルより軽い素材を各所で使用し、背中には通気性のよいメッシュ素材にすることで蒸れにくくした。開閉部はマグネット仕様にしてロックを楽にし、一定方向のみ取り外し可能にして意図せずに外れないようにしている。
収納に関しては、背面側にタブレットを安心して収められるクッションポケットを装備。前面にダブルファスナー開閉タイプのポケット、左右にもササマチタイプのポケット装備する。
本体の内寸は35×24×13cm(高さ×横×マチ)でA4フラットファイルの収納に対応する。SDGsという点から内装生地に回収した使用済みペットボトルなどを原料した再生ポリエステルのエコペットをした。
そのほかの特徴的なランドセルでは、前年に好評だった指一本で開閉できる「くるピタ」シリーズに、「サーティワン アイスクリーム」とのコラボランドセル「くるピタ」サーティワンを新たに追加。アイスクリーム型のオリジナルデザインの錠前を装備して機能とデザインを両立した。価格は6万9300円。カラーは8色展開。
なお、イトーヨーカドーで販売するランドセルはすべて日本製。購入したランドセルについては一部を除いて小学校卒業まで6年間保証とし、ランドセルの修理が必要になった場合は購入店でなくても近くのイトーヨーカドーで受け付け、修理期間中はかわりのランドセルを用意する。
また、店舗での販売に先だってイトーヨーカドーのネット通販サイトでは、2月14日から特設サイトを開設し、予約も受け付けている。