ニュース

無料で利用できる「paizaラーニング 学校フリーパス」、高校「情報Ⅰ」への対応を開始

Pythonを使って「情報Ⅰ」の内容を学習

ITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」は、2019年8月より学校向けに無料で提供している「paizaラーニング 学校フリーパス」について、新たに高等学校の必履修科目として22年度から順次導入される「情報Ⅰ」、および大学入学共通テストの「情報」への対応を開始したと発表した。

「paizaラーニング 学校フリーパス」は、 月額1,078円(税込)の初学者向け動画プログラミング学習サービス「paizaラーニング」の全機能を学校向けに無料で提供するもの。今回のアップデートは「paizaラーニング」にも同様に適応される。

●高等学校の新しい必履修科目「情報Ⅰ」と大学入学共通テスト「情報」について
「情報Ⅰ」は、高等学校の情報科共通必履修科目として、2022年度から順次導入される新しい科目。情報化、グローバル化などで複雑さが増す新しい社会(Society 5.0)のなかで、新たに必要となる能力を養うためと位置付けられている。

「情報Ⅰ」の学習内容は以下の4項目で構成されており、「paizaラーニング 学校フリーパス」ではこのうちの(2)~(4)の内容についてはすでにコンテンツを有している。

「情報Ⅰ」の学習内容4項目:
(1)情報社会の問題解決
(2)コミュニケーションと情報デザイン
(3)コンピュータとプログラミング
(4)情報通信ネットワークとデータの活用

今回、「情報I」の各項目とpaizaラーニング対応コンテンツを紐づけ、Pythonを使って「情報Ⅰ」の内容を学習できるカリキュラム「情報Ⅰストーリー(Python)」を公開する。人気の高いプログラミング言語であるPythonを使い、実際にプログラミングをしたり練習問題を解いたりしながら「情報Ⅰ」の内容を学ぶことができる。

このカリキュラムをSTEP順に学習することにより、「コミュニケーションと情報デザイン」における「情報デザイン」、Python3を使用しての「コンピュータとプログラミング」における「基本的プログラム」「応用的プログラム」代表的な「アルゴリズム」、「情報通信ネットワークとデータの活用」における「さまざまな形式のデータとその表現形式」などについて理解できるだけでなく、それらを使用したコードが書けるようになる。

また、2024年度実施の大学入学共通テストからプログラミングや情報リテラシーを扱う「情報」を必須科目の一つにする方針が決定。「情報Ⅰストーリー(Python)」は「情報」の試験対策にも活用できる。今後は、大学入学共通テストの「情報」に対応した試験対策講座の新設も予定しているという。