ナレッジ
累計188万部突破、鈴木のりたけ「大ピンチずかん」シリーズが年間ベストセラー児童書部門1位・2位を独占
2024年12月2日 17:00
株式会社小学館は、鈴木のりたけ氏が手がける絵本「大ピンチずかん」シリーズが2024年の年間ベストセラー児童書部門で、第1位と第2位を独占したと発表した。
同シリーズは、子供たちが直面しそうなさまざまな「大ピンチ」をユーモアたっぷりに描いた絵本で、2022年2月に第1作が発売されて以降、2年間でシリーズ累計188万部を突破し、絵本賞など12冠を達成した。また、シリーズ第2作『大ピンチずかん2』は、日本出版販売やトーハンなどの調査で第1位を獲得している。
同シリーズの特徴は、誰もが経験したことがある日常の失敗やハプニングをテーマとした内容にある。「大ピンチレベル」の大きさと5段階の「なりやすさ」で分類し、「起きられない」や「やっぱり寒かった」など、読者が思わず「あるある」と感じるシチュエーションが満載。レベルの小さいピンチからレベルの大きいピンチまで、あらゆる方向からピンチを解き明かす。
例えば、「ストローが取れない」というテーマでは、「そっくり大ピンチ」として、「アイスのスプーンが折れた」「ラーメンのレンゲが沈んだ」といった関連項目を紹介。そのほか、「充電ができていなかった」「お湯がない」といったテーマをユーモラスなイラストとともに紹介している。
シリーズ作者の鈴木のりたけ氏は、静岡県出身の絵本作家であり、数々の絵本賞を受賞してきた。過去の代表作には『ぼくのトイレ』や「しごとば」シリーズがあり、「大ピンチずかん」シリーズでは新たな境地を切り開いた。
著者プロフィール
鈴木のりたけ(すずき のりたけ)
1975年、静岡県浜松市生まれ。グラフィックデザイナーを経て絵本作家となる。
『ぼくのトイレ』(PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞受賞。「大ピンチずかん」シリーズ(小学館)では、第6回未来屋えほん大賞、第13回リブロ絵本大賞、第15回 MOE絵本屋さん大賞2022 第1位などを獲得。絵本賞など12冠を達成。ほかの作品に「しごとば」シリーズ、『たべもんどう』「おでこはめえほん」シリーズ(ブロンズ新社)、『ぼくのおふろ』『す~べりだい』『ぶららんこ』『ぼくのがっこう』(PHP研究所)、『おしりをしりたい』『おつかいくん』『カ どこいった?』(小学館)などがある。