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こども家庭庁、中部地方初の「いけんひろば」を中学校で実施
2025年12月24日 08:00
こども家庭庁は、北陸学院中学校(石川県金沢市)の中学生を対象に、行政への意見表明の場となる「いけんひろば」を2025年12月15日に実施した。国の取り組みに意見を伝える体験の機会として、同校の2年生26人が参加している。
こども家庭庁では、子供や若者の意見を制度や政策に反映させる取り組みとして、「こども若者★いけんぷらす」の取り組みを進めている。その一環として、意見を聴く場を「いけんひろば」と位置付け、対面やオンラインなどさまざまな形式で実施。これまでに49のテーマで89回の意見聴取を行い、延べ4,545人が参加した。
一方、対面開催は東京を中心に行われてきたため、居住地に関わらず参加できる機会を広げることが課題とされていた。今回の北陸学院中学校での開催は、学校現場に直接出向く取り組みの第一歩とされ、北陸や中部地方の学校として初の実施となっている。
当日は、こども家庭庁の担当者が、「こどもまんなか社会」の考え方や、意見を伝えることが日常生活とどのようにつながるかを説明。その後、生徒はどういう社会であれば、子供や若者が行政の取り組みに参画し、意見を表明できるようになるかをテーマに話し合いを行った。
生徒からは、意見を出し合い、ほかの生徒の考えを聞くことで新たな視点に気付いたという声があった。また、自分たちの意見が国や自治体に届けられ、後日どのように扱われたのかがフィードバックされる点に期待する声が寄せられている。同校教頭の岡崎氏は、「意見が政策にどう反映されたか、または難しかった理由が示されることが、生徒の学ぶ意欲につながった」とコメントしている。
集められた意見は、国が新たな施策を検討する際や、自治体での意見反映の取り組みを後押しする施策を考える際に活用される予定である。活用方針については、後日資料としてまとめられ、こども若者★いけんぷらすの公式Instagramで公開される予定だ。
























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