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高山市がオンライン意見箱「言え〜る」を開始、小学生でも気軽に意見投稿が可能
2025年10月3日 16:00
岐阜県高山市は、小学1年生から30代までを対象に、市政への意見や提案を投稿できる「こども若者オンライン意見箱『言え〜る』」の運用を開始した。
この取り組みは、同市が2025年3月に策定した「こども未来計画」に基づくもので、「こどもまんなか社会」の実現を目指すものだ。利用者は事前登録不要で、スマートフォンやタブレット、パソコンから意見を投稿できる。投稿内容は市が受け取り、希望に応じて回答が返される仕組みとなっている。何度でも投稿できるほか、匿名での投稿も可能。富山市内に住んでいない人も投稿できる。
「言え〜る」という愛称には、「意見を言える」+「(こども若者の想いを)応援する(エール)」の意味が込められている。小中学生向けの窓口には「こども★言え〜る」、高校生以上には「若者★言え〜る」と、対象ごとに親しみやすい愛称を採用した。
「言え〜る」はアクセスのしやすさ、投稿しやすい設問形式、市からのフィードバックが主な特徴。投稿者は意見を届けたい相手を選ぶことができ、市長や学校関係者などを指定可能だ。また、市からのフィードバックは、メールによる個別回答のほか、こども未来部窓口への掲出、市公式ホームページへの回答掲載などで行う。
高山市はこの仕組みを通じて、子供や若者の声を真剣に受け止め、市民とともに未来をつくる姿勢を示している。