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東京都、「中高生 政策決定参画プロジェクト」のドキュメンタリー映像を公開

都の施策について子供たちが議論し、知事へ政策提案する「中高生 政策決定参画プロジェクト」のドキュメンタリー映像を東京都が公開

東京都は、2024年度より実施している「中高生政策決定参画プロジェクト」において、約半年間にわたる中高生12名の活動の様子をまとめたドキュメンタリー映像を子供政策連携室のホームページで公開した。

東京都では、未来を担う子供たちから意見を聞き、子供目線で政策をバージョンアップする取り組みを進めており、その一環として未来を担う中高生が都の政策について議論し、知事へ提案を行う取り組みを実施している。

都知事に政策を提案する「中高生 政策決定参画プロジェクト」

同プロジェクトには、約300件の応募の中から面談などで選ばれた都内在住の中高生12名が参加し、「将来のためになるリアルな体験活動の充実」をテーマに議論を重ねた。参加者は、職業体験を提供する企業への訪問や都職員との意見交換を行い、多角的な視点で政策を検討。その成果として、中高生と企業をつなぐ「中高生のための職業体験の総合サイト」の構築を知事に提案した。

グループワークの様子(出典:東京都子供政策連携室)
企業訪問の様子(出典:東京都子供政策連携室)

映像では、最初は戸惑っていた中高生が、議論や体験を重ねることで成長し、最終的に小池知事へ提案を行うまでの過程を描いている。なお、動画は3分のショートバージョンと11分のロングバージョンの2種類を視聴可能だ。

同プロジェクトに参加した中学3年生の奥村心結さんは、「たくさんの人の意見を聞いて、自分の意見を主張し、また意見を聞いたり、というプロセスを体験できたことは、今後の大きな糧となった。思い切って応募したプロジェクトだったが、参加を決断してよかったと思う」などとコメントしている。

政策提言の様子(出典:東京都子供政策連携室)

なお、今回の提案は「職業体験プラットフォーム(仮称)の構築」として、子供政策連携室の令和7年度予算案に反映されている。

こども未来アクション2025(一部抜粋)

令和6年度「中高生 政策決定参画プロジェクト」ドキュメンタリー映像(Short ver.)

令和6年度「中高生 政策決定参画プロジェクト」ドキュメンタリー映像(Long ver.)