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Scratchでドローンを制御、JALデジタルがSTEAM教育を提供

STEAM探究学習パッケージ「そらプロ」において、小学校高学年から高校生を対象とした「ドローンプログラミング編」を提供(出典:JALデジタル株式会社、以下同じく)

JALデジタル株式会社は、STEAM探究学習パッケージ「そらプロ」の新プログラムとして、小学校高学年から高校生を対象とした「ドローンプログラミング編」の提供を開始し、普連土学園中学校・高等学校の生徒12名を対象とした第1回講義を実施した。

そらプロは、JALグループが培ってきたIT技術や安全管理のノウハウを生かした探究学習プログラムである。コードの書き方や作業手順といったプログラミング技術だけを学ぶのではなく、ドローンを活用し、SDGsをはじめとする実社会の課題を主体的に解決する力と論理的な思考力を育むことを目的としている。

同社は、「主体的な探究力・論理的思考力の育成にどうつなげるか」という課題に対し、これまでに蓄積したIT技術やオペレーションノウハウを教育現場に還元したいという思いからドローンプログラミング編を開発した。

プログラミングには、ビジュアルプログラミング言語の「Scratch」を採用。画面上の命令が、目の前のドローンの物理的な動きとして三次元空間で再現されるため、フライトの体験を通じて「1m前へ」「50cm上昇」といった空間の把握能力が自然と身に付くという。

ドローンプログラミング編のプログラミングには、ビジュアルプログラミング言語の「Scratch」を採用

学習は3~5人のチームで行い、ただドローンを飛ばすのではなく、実社会を想定した課題に挑戦する。「山岳地域で困っている人を助ける」といったミッションを用意しており、プログラミングでドローンを制御する意味について話し合いながら、適切な飛行ルートを考える内容だ。

講義では、最初から正解を目指すのではなく、実際にドローンを飛ばして結果を確認し、必要に応じてコードを書き換える流れを繰り返す。JALデジタルは、試行錯誤の過程を通じて、主体的に学ぶ姿勢や達成感につなげるとしている。

第1回講義に参加した普連土学園中学校・高等学校の生徒からは、「友達と話し合いながら進めることで、一人では気付かなかった視点や見落としに気付き、より良い命令を考えることができた」「グループで山なりの動きなどの微調整や失敗時の手直しを行い、命令通りにミッションをクリアできたときに強い達成感と喜びを感じた」といった声が寄せられた。

同校の教員からは、難易度やミッションの量が適切で、生徒が熱心に取り組んでいたとの評価があった。中には、ミッションを達成できず悔しがる生徒や、ドローンの箱を写真に収めるほど熱中する生徒の姿も見られたという。

第1回講義に参加した普連土学園中学校・高等学校の生徒と教員の声

同社は、2025年4月1日にJALインフォテックから社名を変更したJALグループのデジタル中核会社である。今後も「航空×IT」のプロフェッショナルとして、全国の自治体や教育機関と連携を深め、子供たちの探究学習を支援するとしている。