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文京区、区立中学校に闇バイト対策教材「レイの失踪」を導入

株式会社Classroom Adventureが、「闇バイト」防止を目的とした情報リテラシー教育プログラム「レイの失踪」を文京区の中学校9校に提供(出典:株式会社Classroom Adventure)

株式会社Classroom Adventureは、文京区の区立中学校9校において、闇バイト防止を目的とした追体験型対策プログラム「レイの失踪」の導入を開始すると2026年7月21日に発表した。

Classroom Adventureと文京区防災危機管理課は、前年度から区民向けイベントなどで協力関係を築いており、若い世代への防犯教育を進めるため、中学校での本格的な授業実施を決定している。

授業では、Classroom Adventureの講師が各中学校を訪れ、ワークショップ形式でプログラムを実施する。教員による従来の座学だけではなく、外部講師が直接語りかけ、体験型の学習を行うことで、生徒たちの関心をより強く引きつけ、当事者意識を喚起。専門家による対話と、ゲームを通じた学習体験を組み合わせることで、生徒一人ひとりに深い理解を促す狙いだ。

授業イメージ

レイの失踪は、失踪した友人のレイが使っていたSNSを探索し、闇バイトに勧誘されてから抜け出せなくなるまでの流れを追体験する教材である。生徒は、実際のSNSに近い画面上で投稿やメッセージを確認し、犯罪グループが若者に接触する方法や、個人情報を得ようとする手口を学ぶ。

社会問題化する「闇バイト」の危険性を疑似体験できる「レイの失踪」

プログラムは、どのようなSNS投稿が犯罪グループの標的になりやすいかを確認し、巧妙な勧誘手口や隠語を見抜くリテラシーを養う。さらに、一度関わると抜け出せなくなる仕組みを理解し、自分や友人を守る行動を考える内容だ。

3ステップで「狙われない」「だまされない」「ハマらない」を学ぶ

文京区長の成澤廣修氏は、体験型の授業によって、闇バイトに「関わらない」「近づかない」という意識を若い世代に伝えられる取り組みで、「体験型だからこそ『自分ごと』として危険性を理解することができる」とコメントしている。

Classroom Adventureは、慶應義塾大学の学生が設立したEdtechスタートアップである。レイの失踪のほか、誤情報や偽情報を扱う「レイのブログ」など、ゲーム形式の情報リテラシー教材を提供。レイの失踪は、東京都、兵庫県、鳥取県をはじめとする自治体や教育機関で導入が進められている。