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中学生が保育園でプロの仕事を体験、麹町中×千代田区の産学連携プログラム

千代田区立麹町中学校の生徒が職場体験で撮影技術を学んだ(出典:千株式会社、以下同じく)

 千株式会社は、東京都千代田区の産学連携における教育活動の一環として、2025年11月26日から28日まで、区立麹町中学校の生徒の職場体験を受け入れた。生徒はスクールフォト撮影を体験するため撮影技術を学び、保育園で撮影を行った。

 この職場体験は、千代田区で区立中の職場体験のサポートなどをする地域コーディネーターによるもの。千株式会社は保育サービスの「はいチーズ!」で写真販売などを提供している。

 3日間の日程で行われた職場体験では、同社のカメラマンと中学生がディスカッションしながら撮影技術を学び、プロカメラマンが実際に使用する機材で設定や撮影を実践した。

カメラマンとディスカッションしながら撮影技術を学ぶ
実際に使用する機材で実習

 スクールフォト撮影体験では、千代田区内の保育園で園児の撮影に挑戦。生徒たちは、年齢に応じた声かけや表情の引き出し方を学んでいる。

キッズスクウェア丸の内永楽ビルの保育園で、実際に園児を撮影

 最後に生徒が撮影した写真を自ら編集し、写真を通して保護者に届けたい想いなど、撮影の意図や想いを発表した。

撮影した写真のイメージ
写真を自ら編集し、撮影意図や想いを発表

 千代田区立麹町中学校校長の堀越 勉氏は、今回の職場体験について「約30の事業所に分かれて職場体験を行っている。対面での接遇やコミュニケーションが求められる現場での体験を望む声が多くあることから、生徒たちは自身の将来や必要になるスキルについて大人が考えている以上に深く向き合っている」とコメント、学校と地域連携を通じた教育支援を続けていきたいとした。