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沖縄県、全県立学校の公式ホームページにnote proを導入

沖縄県が県立学校の公式ホームページにnote proを導入(出典:note株式会社、以下同じく)

note株式会社は、沖縄県教育委員会と県の教育活動を広めるための連携協定を締結したと2025年12月9日に発表した。同協定の締結により、note社は法人向けの高機能プラン「note pro」を無償提供し、沖縄県教育委員会および各学校の情報発信を支援する。

沖縄県の全県立中学校・高等学校・特別支援学校の計84校と県教委は、note proのアカウントを開設し、各学校では同アカウントをホームページとして活用。日々の取り組みや学校行事、探究学習の様子などを発信する予定だ。

背景には、専門的な知識を要する従来のホームページ運用の負担がある。更新作業が特定の教員に集中しがちな現状に対し、noteは直感的な操作が可能で、専門知識がなくても簡単に記事の作成・更新ができる。また、広告が表示されないため、学校の情報発信に適している。

移行期間を約1年設けた後、各校は現行のホームページから完全に切り替える予定となっている。なお、複数のアカウントを発行する定時制・通信制高校を含めると、開設するアカウントの数は計94となる。現在は、県教委がnoteアカウントを活用して、ホームページをつくる際の見本を公開しており、移行後は、県教委からの情報発信に使う予定だ。

県教委のnoteアカウントを活用して見本のページを公開

沖縄県 教育庁 教育DX推進課長の當間文隆氏は、note pro導入により情報発信の負担軽減や、教育現場の創意工夫がより多くの人に届くことを期待していると述べた。さらに、災害時にも自宅などから迅速に情報を共有できる柔軟な体制を実現できるほか、SNSとの連携による広報効果の向上への期待、二段階認証による高い安全性が確保されていることも導入決定の後押しとなったという。