ニュース
長野県×近畿日本ツーリスト、ICTを活用した地域クラブ活動トライアル事業を開始
2025年12月5日 17:00
長野県教育委員会と近畿日本ツーリスト株式会社は、「令和7年度 ICTを活用した地域クラブ活動(オンラインクラブ活動)トライアル事業」の実施について2025年12月4日に発表した。
同事業は、2025年10月から2026年2月20日まで実施するもので、御代田町・飯綱町・小布施町・松本市・長野市信州新町の5自治体が参加している。
長野県では、中山間地で少子化や過疎化が進み、部員数の減少により部活動そのものが維持できない学校が増えている。子供のニーズは多様化している一方で、教職員の長時間勤務や指導負担が増え、都市部と山間部の活動環境の格差も課題だ。こうした状況を受け、長野県教育委員会はICTを活用した遠隔指導の有効性に着目。オンラインクラブ活動によって地域クラブの新しい形を検証する。
参加自治体と部活動、および指導団体は、以下の通り。
御代田町 :オンラインバスケットボール部
指導:信州ブレイブウォリアーズ
飯綱町 :オンラインバドミントン部
指導:NTT東日本 バドミントン部
小布施町 :オンライン陸上部
指導:東京学芸大学 松山研究室・陸上競技部
松本市 :オンラインダンス部
指導:MHSヒップホップダンス・スクール
長野市信州新町 :オンラインバドミントン部
指導:株式会社アーシャルデザイン
近畿日本ツーリストは、修学旅行などを通じて築いてきた教育現場との関係性や、自治体や企業からの受託業務などで培った事務局運営のノウハウ、スポーツや文化芸術分野での多様なパートナーシップを生かし、2023年から部活動を支援するプラットフォーム「部活動サポートサービス」を提供している。
同社は、事務局業務として、ICTを活用したオンライン指導を組み合わせた地域クラブ活動の実施、事業実施に向けた管理運営体制の構築、事業成果に関する実績報告書の作成などを担当。学校だけでは担いきれない調整や事務作業を外部が支えることで、教員の負担軽減と地域クラブの安定運営を両立させる狙いがある。
同事業を通じて得られた成果や課題は、2026年度以降の地域クラブ活動の在り方を検討するうえで重要な知見になるとしている。長野県教育委員会と近畿日本ツーリストは、誰もが質の高い学びと活動機会を得られる社会の実現に向け、ICTを活用したオンラインクラブ活動の事例創出を進めていく考えだ。






















![タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき ([バラエティ]) 製品画像:1位](https://m.media-amazon.com/images/I/611xdkoqG7L._SL160_.jpg)

















