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セイバン、ランドセル用冷感グッズの販売推移を公表

株式会社セイバンが、軽量保冷剤付き「ひんやり背あてパッド」の販売数推移を公表

株式会社セイバンは、ランドセル用の冷感グッズとして販売している、保冷剤付き「ひんやり背あてパッド」の販売数推移を2025年7月8日に発表した。

子供は体温調節機能が未熟で、地面からの照り返しの影響も受けやすいため、熱中症リスクが高いとされる。セイバンによると、気温32℃の晴天時、子供が感じる体感温度は約35℃にもなるという。

子供が感じる外気温は大人の+3℃となるケースがある

セイバンは、2024年と2025年でそれぞれ1月1日~6月30日まで、「ひんやり背あてパッド」の購入者データを集計。昨年の同時期と比較し、約1.3倍に増加していることが明らかとなった。

「ひんやり背あてパッド」の販売数が約1.3倍に

同製品は、吸水速乾素材と軽量保冷剤を使用し、冷気を逃がさず、凍傷や結露のを防ぐ設計となっている。ランドセルに装着でき、保冷剤が溶けた後も、吸水速乾素材によって背中が蒸れにくい。

ひんやり背あてパッド(軽量保冷剤付き)

兵庫県たつの市では、2023年7月3日に市内小学校に通う全児童約3,800人に同製品を配布。きっかけは児童から市長に届いた手紙で、たつの市からセイバンに相談があり、同製品を同市に届けた経緯がある。さらに2024年5月には、静岡県焼津市が約6,200人の児童に同製品を配布した。

同社は、子供の健康と快適な通学をサポートするグッズとして、吸放湿や接触冷感性を備えた「背あてパッド」や、電動ファンで風を送る「クールパッド」もラインアップしている。

背中のムレを軽減する「背あてパッド」(全4色)
ファンが取り込んだ外気を背中へ送風する「クールパッド」(全2色)