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生徒所見の作成をAIが支援する「EduCopilot」をリリース

 Yui Connection株式会社とアルサーガパートナーズ株式会社は、5月12日から生成AIを活用した通知表や指導要録などに活用できる生徒所見作成支援サービス「EduCopilot(エデュコパイロット)」を提供開始した。

 EduCopilotは、小中学校学級経営支援システム「結-EN」にもとづいた質問項目に回答すると生徒所見が自動で生成される。EduCopilotが所見作成する際のもとになる結-ENは、Yui Connectionが提供。82項目に及ぶ児童生徒の様子に関する質問に回答することで、一人ひとりに適切な対応や教育プランを提示する。

 また、結-ENは教育情報を全教員で共有可能。評価・分析・プランニング・振り返りなどを共有することで学級学年を超え、全学年一体となった教育へつなげることが可能だ。教職員向けの研修もワンパッケージとなっており、児童生徒アセスメントツールを利用した児童生徒の見立てに関する知見を深められる。

 アルサーガパートナーズはYui Connectionへの開発支援を行い、今後は所見文生成だけでなく、児童生徒一人ひとりの理解度や特性に寄り添った学習支援AIの開発を進めていくという。

 なお、EduCopilotの利用は、自治体や学校単位での一括導入だけでなく、学校長などの許可を得た上でなら教員個人による利用も可能。一部機能を体験できる無料プランも用意する。