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AIが学びのヒントを提示、児童生徒の思考を支援する機能を「ClassCloud」に搭載
2025年4月21日 10:30
株式会社Mikulakは、学習・校務一体型アプリ「ClassCloud」に搭載したAIリアルタイム思考支援機能について、特許を出願したことを明らかにした。同社は、同機能を搭載したアプリの提供を開始している。
今回の発明は、児童生徒がデジタルホワイトボードで学習を行う際、AIが学習状況や試行錯誤の過程をリアルタイムに把握し、フィードバックを行う仕組みである。AIは答えを提示するのではなく、質問やヒント、新たな視点を通して思考を深めるように支援。これにより、子供の可能性を引き出し、教員の負担を軽減することが狙いだ。
ChatGPTのようなテキストベースでの対話型ツールは、対話の自由度が高い分、子供が適切な内容をやりとりしているか教員が把握する負担が大きい。また、ホワイトボードなどのビジュアルツールとの連携が難しく、高度な言語化能力が求められるため、利用のハードルが高いケースがある。
ClassCloudでは、ホワイトボード上の情報からAIがフィードバックを行うため、「先生が机間指導で見回りに来たような形でのサポート」が可能になるという。
東京学芸大学の堀田龍也教授は、同機能について「学習がより探究的になるように自然な形で思考を引き出していく革新的な仕組みだ。子供に対する学習支援の充実のみならず、教員にとっての指導負担の軽減にもつながり、まさに未来型の学習支援といえる」と評価している。
Mikulakは、4月23日(水)から25日(金)に開催される「第16回 EDIX(教育総合展)東京」のELMO(エルモ)ブースと富士電機ITソリューション株式会社ブースにClassCloudを出展する予定だ。
<展示会概要>
展示会名:第16回 EDIX(教育総合展)東京
会期:2025年4月23日(水)~25日(金)
時間:10時~18時(※最終日のみ17時終了)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
展示ブース:
ELMO(エルモ)ブース(小間番号:21-20)
富士電機ITソリューション株式会社ブース(小間番号:19-20)
入場料:無料
来場方法:事前に来場登録が必要