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静岡県、不登校支援のバーチャルスクールで試行運用に児童生徒を募集

静岡県が2025年4月からの運用に先駆け、メタバースを活用した「しずおかバーチャルスクール」の試行運用に参加する児童生徒を募集

静岡県は、2025年4月からの本格的な運用を目指し、メタバースを活用した「しずおかバーチャルスクール」の試行運用を実施することを2024年10月28日に発表した。同事業は、不登校の児童生徒に新たな学びの場を提供することを目的とし、事前に実施する試行運用への参加者を募集するもの。

しずおかバーチャルスクールは、在籍する小中学校のほか、市町教育支援センターやフリースクールなどに継続的に通っていない、静岡県内の児童生徒を対象としており、メタバース空間でスタッフや仲間との交流の機会を提供する。

国語や社会、算数、数学、理科、英語に加え、プログラミングなどを学べるオンライン教材を用意するほか、バーチャル社会見学や体験講座などの多様な体験プログラムをメタバース空間に準備する。この取り組みにより、学ぶ喜びや人とのつながりを実感する機会を提供し、児童生徒の社会的自立を目指す。

体験活動やグループワーク用に「いべんとルーム」を用意する
「すたでぃールーム」では複数の教材を利用してオンライン学習が可能

試行期間は、2025年1月6日(月)から3月14日(金)までの平日で、開設時間は午前10時から午後3時まで。参加者の入退室は自由で、各自のペースで利用が可能だ。募集定員は150名で、募集期限は11月22日(金)となっている。応募者が定員を超えた場合は、抽選で決定する。

参加希望者は、所定の申込書を在籍校へ提出する必要があり、詳細は参加者募集ページで確認できる。今回の取り組みは、静岡県がメタバース技術を教育に活用する初の試みであり、本格運用に向けての効果検証が期待されている。

●しずおかバーチャルスクール概要

●(児童生徒向け)しずおかバーチャルスクールイメージ動画