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感覚過敏の子供への対策と支援方法を講義、甲南女子大で無料講演会を開催

株式会社クリスタルロードが甲南女子大学で「感覚過敏の子どもたちの生きづらさとその支援」をテーマに講演会を開催

感覚過敏研究所を運営する株式会社クリスタルロードは、2024年10月31日(木)に甲南女子大学で「感覚過敏の子どもたちの生きづらさとその支援」をテーマに講演会を開催する。

同講演会は、甲南女子大学の人間科学部が主催する、第128回「子ども学」講演会で開催され、同研究所の所長であり、同社代表取締役社長である加藤路瑛氏が講師を務める。

感覚過敏とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感が敏感で、日常生活に困り事を感じる状態を指す。感覚過敏を持つ子供たちは、人が多い場所のほか、特定の衣類や靴下を嫌がったり、食べ物の好き嫌いが極端に多いといった特徴を示すことがある。

しかし、これらの兆候は周囲から気付かれないことも多く、本人や保護者が困り事を抱えていても、適切な支援が行われないことが少なくないという。

同講演会では、感覚過敏を抱える子供の困り事や、彼らをサポートするための支援方法を紹介する。感覚過敏の子供たちが感じるストレスや不安をどのように軽減し、日常生活や学校生活でどういった支援を行うべきか、具体的な対策を提示する。また、当日は、子供向けカームダウンスペースを展示する予定だ。

講師を務める加藤氏は、12歳で起業し、現在は感覚過敏に関する研究や啓発活動に取り組んでいる。2023年には、Forbes Japanの「30歳未満の世界を変える30人」にも選ばれた経歴を持つ。彼自身も感覚過敏を経験しており、実体験をまとめた書籍を執筆している。

同講演は、誰でも無料で参加可能だ。参加には感覚過敏研究所の応募フォームから事前申し込みが必要となっている。

  • 名称 第128回「子ども学」講演会 感覚過敏の子どもたちの生きづらさとその支援について
  • 講師:加藤路瑛(感覚過敏研究所 所長)
  • 司会:西尾 新(甲南女子大学 人間科学部 総合子ども学科 教授)
  • 日時:2024年10月31日(木)13時25分〜15時10分
  • 場所:甲南女子大学 10号館6階 1061教室
      兵庫県神戸市東灘区森北町6丁目2−23
  • 参加費:無料