ニュース

歴代aiboや月面探査ロボットも、港区立みなと科学館が「みんなのロボット展」を開催

人型ロボットに搭乗できる!

ICT・通信の知識を無料で学べる「NTTドリームキッズ オンライン2024」

港区立みなと科学館は、生活に身近なロボットをテーマにした「みんなのロボット展」を2024年9月23日(月)まで開催する。港区にゆかりのある企業や団体をはじめ、ソニーグループ株式会社や株式会社タカラトミーの協力のもと、ロボットに触れ、テクノロジーについて考える展示・イベントを行う。入場料は無料で、プラネタリウムの利用は有料となる。

レストランの配膳ロボットやロボット掃除機など、人とロボットが共存する場面が増えている。同企画展では、人々の仕事や作業、暮らしを助けるロボットについて「プロローグ ロボットってなんだろう?」「もっと知りたい!ロボットのこと」「ロボットパーク」「エピローグ ロボットと共につくる未来」の4章にわたって紹介。各章ごとに関連する実物展示や解説パネル、映像などによって、わかりやすく解説する。

また、特別企画として、ソニーグループ株式会社が開発した犬型のペットロボットの歴史を振り返る「aibo25年のあゆみ」と、月面探査ロボット「SORA-Q」のフラッグシップモデルを体験する企画を実施する。

今年で25周年を迎える「aibo」の魅力に迫る特別企画。初代aiboから現在のaiboが勢ぞろいし、技術的な進化をたどる。
タカラトミーとJAXA、ソニーグループ、同志社大学が共同開発した「SORA-Q」。2024年1月20日の月面着陸後、月面を走行して周囲を撮影した日本初のロボットとなった

展示内容は以下の通り。

●第1章「プロローグ ロボットってなんだろう?」

子供たちがロボットに触れ、親しむことで興味や関心を引き出すきっかけを提供する。メイン展示は、全高2.07m・全幅1.7m・全長1.3mの人型ロボットモデル「KID‘S WALKER CYCLOPS」(キッズウォーカー・サイクロプス)。会期中は毎日10時から18時まで、実際に搭乗して記念撮影が可能。対象は4歳以上で、当日配布の整理券による受け付けが必要。また、8月4日(日)と9月23日(月・祝)は、操縦体験も予定している。

メイン展示となる「KID‘S WALKER CYCLOPS(キッズウォーカー・サイクロプ)」

●第2章「もっと知りたい!ロボットのこと」

ロボットの基本となる3つの要素「センサー系」「知能・制御系」「駆動・構造系」は人に置き換えるとどのような機能にあたるのか。ロボットのつくりや動く仕組みをパネル展示や動画によって解説する。

ロボットの基本となる3要素を人の体に例えた図

●第3章「ロボットパーク」

多目的ロビーの一角に設けた「ロボットパーク」で、実物展示やパネル展示、映像を交えながらさまざまな産業ロボットを紹介。レストランで配膳を行う自走式ソーシャルロボット「Nyokkey」や、2本の腕で人と協働する産業ロボット「duAro2」が登場する。

自走式ソーシャルロボット「Nyokkey」(画像提供:川崎重工業株式会社)
2本の腕を持つアームロボット「duAro2」(画像提供:川崎重工業株式会社)

●第4章「エピローグ 人とロボットで創造する未来」

ロボットによる社会の課題解決にスポットを当て、未来について考える展示。子供たちが自由な発想で「未来のロボット像」を描き、人とロボットが創造する未来の姿を共有する。

さらに、上記の展示に加えて8月23日(金)と9月22日(日・祝)には、参加費無料の講演会を開催。8月23日は川崎重工業株式会社 合田一喜氏が登壇する「はたらくロボットとこれからのロボットについて知ろう!」、9月22日はSORA-Qのプロジェクトリーダー 赤木謙介氏が講師を務める「タカラトミー SORA-Q開発者に聞く」。いずれも定員制で、事前予約が必要となる。


    【開催概要】
  • 企画展名称:港区立みなと科学館 2024夏の企画展「みんなのロボット展」
  • 期間:2024年7月10日~9月23日(月・祝)
  • 場所:港区立みなと科学館 多目的ロビー
  • 入場料:無料(プラネタリウムのみ有料)

    【講演会「はたらくロボットとこれからのロボットについて知ろう!」概要】|black@@
  • 日時:2024年8月23日(金)14時~15時
  • 講師:川崎重工業株式会社 合田一喜氏
  • 対象:小学生以上推奨
    ※小学3年生以下の場合は保護者同伴が必要
  • 定員:36名
  • 参加費:無料
  • 申し込み:みなと科学館公式サイト内イベントページより