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「こどもちゃれんじ」に毎月10冊選書した電子書籍サービス「えほんのじかん」が無料追加

 株式会社ベネッセコーポレーションは、幼児向けの学習サービス「こどもちゃれんじ」の年中、年長会員向けに、幼児向けに選書した毎月約10冊が読める電子書籍サービス「えほんのじかん」を、3月25日配信の4月号より開始する。追加費用は不要で利用でき、こどもちゃれんじの専用タブレットや、会員向けサイトから利用できる。

 電子書籍サービス「えほんのじかん」で選書されて提供される本は、幼児が自分で読み進められ、好奇心を広げられるようなテーマからバランスよく選書するという。テーマは民話、昔話といったものから、科学、図鑑、ファンタジー、さらに社会性、歳時、文化などが挙げられている。

4月号のラインナップ

 提供書籍のラインナップは毎月変わる予定で、4月号の10冊は以下のとおり。

「学研の図鑑LIVE 恐竜」(Gakken)
「ぱんつさん」(ポプラ社)
「おかしになりたいピーマン」(岩崎書店)
「いつつごうさぎの きっさてん」(岩崎書店)
「さきちゃんのくつ」(フレーベル館)
「ダンゴムシ みつけたよ」(ポプラ社)
「おかしなおつかい」(Gakken)
「ぺネロペ ひとりでふくをきる」(岩崎書店)
「スパゲッティになりたい」(Gakken)
「やさしいライオン」(フレーベル館)

 また、電子書籍のほかに「読み聞かせ」も用意、プロによる表現豊かな読み聞かせを月替わりで提供する。初回の4月号についてはお笑いコンビのチョコレートプラネットが出演し、「おむすびころりん」(フレーベル館)を楽しく読み上げるという。

4月号の読み聞かせ「おむすびころりん」(フレーベル館)
4月号の読み上げはお笑いコンビのチョコレートプラネットが担当

 今回、電子書籍サービスを提供する背景としては、幼児期にたくさんの本に触れることはその後の豊富な読書体験につながるということから。ベネッセなどの調査では、小学校入学前に「週4日以上」読み聞かせを受けていたグループは「週1未満だった」グループと比べ、中学生になるまで継続して1.5~2倍の読書量を保っているという。

小学校入学前に読み聞かせを受ける頻度は、その後の読書時間に影響する