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10代・20代の単身世帯では、「パソコン」が「テレビ」の保有率を上回る、LINEリサーチ調査

テレビの保有率は全体で9割

LINEリサーチは、日本全国の男女を対象に、テレビなどのデバイスの保有率や、テレビの視聴方法などについて調査した結果を発表した。

【調査概要】

  • LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
  • 調査対象:日本全国の12歳~59歳の男女
  • 実施時期:2023年5月31日~6月5日
  • 有効回収数:50,000サンプル
    ※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

・テレビの保有率は全体で9割、パソコンは7割強

テレビやパソコンなどのデバイスの保有状況(同居している人が持っている場合も含む)では、全体では「テレビ」の保有率がもっとも高く9割。次いで「パソコン」が7割超で、ブルーレイやDVDなどを見るときに使用する「テレビ用の録画・再生機器」が6割強と続く。

年代別に見ると、テレビの保有率は10代・20代で8割台で、年代があがるにつれ割合も高くなる。パソコンの保有率は20代でもっとも高く、7割台後半。タブレットは10代で5割超となり、特に12~15歳では6割前後だった。

・単身世帯の10代・20代ではパソコンの保有率がテレビを上回る

単身世帯に絞ると、前項のように全体のテレビ保有率が9割だったのに対して、単身世帯では7割台後半だった。

年代別に見ると、単身世帯では若い年代ほどテレビの保有率が低く、10代では5割台後半、20代では7割弱だった。一方で、パソコンの保有率は10代・20代で7割台と高く、パソコンがテレビの保有率を上回った。

なお、「2人以上世帯」ではテレビの保有率が10代・20代で8割台後半と、単身世帯に比べ高めだった。

・18~27歳ではテレビの保有率は低い傾向

テレビの保有率について1歳刻みで見ると、12~14歳と、35歳以降で、テレビの保有率が9割以上と高くなる傾向があった。

その一方で、18~27歳ではテレビの保有率はやや低くなり、特に男性では7割台と低くなった。

また、全体的に女性は男性に比べてテレビの保有率が高めで、どの年齢も8割を下回ることはなかった。

・放送をリアルタイムで見る人が6割超、録画が5割超、見逃し配信が2割超

有料放送を除くテレビ番組の視聴方法としては、全体では「テレビ放送をリアルタイムで」が最も高く6割超。次いで「テレビ放送を録画して」が5割超、「動画配信サービスの見逃し配信で」が2割超。一方で、「テレビ番組はまったく見ない」人は1割台だった。

年代別の傾向として「テレビ放送をリアルタイムで」見る人が10代・40代以降で6割以上となった一方で、「動画配信サービスの見逃し配信で」見る人は20代・30代で2割以上となった。