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AI教材「らっこたん」を使ったタイピングスキル調査結果が公開

小中学校の全学年で1分あたりの入力文字数が増加

株式会社教育ネットと株式会社ミラボは、共同開発したクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を使用した「第2回全国統一タイピングスキル調査」の最終結果を公開した。調査期間は2022年12月から2023年3月末、日本全国の児童生徒12,611人が参加。入力速度や入力精度などの統計結果が明らかになった。

らっこたんは、タイピングスキルや情報モラルの基礎知識、身近な情報活用を疑似体験できるデジタル教材。調査では、教材を使って小中学生を対象にタイピングスキル調査を実施、学校や自治体単位で児童生徒のタイピングスキルを可視化し、端末活用に必要なスキルの習得を促すことができる。

「第2回全国統一タイピングスキル調査」の最終結果では、1分間あたりの日本語の正しい入力文字数の第1回と第2回を比較すると、全学年で入力文字数がアップしていることがわかった。

「全国統一タイピングスキル調査」第1回目と第2回目調査結果の比較

また、全体の成績分布を見てみると第1回と同じく、第2回も入力速度に個人差があるという結果に。しかし一方で第2回は40文字以上入力できる割合が増加し、40文字未満の割合が減少したことがわかり、入力速度の底上げが徐々になされている様子がうかがえる。

「全国統一タイピングスキル調査」第1回目・2回目、日本語入力文字数の割合

教育ネットでは「第3回全国統一タイピングスキル調査」を7月末まで実施、参加自治体・学校の申し込みを受け付けている。また、らっこたんの無料実証自治体も募集している。


    【第3回全国統一タイピングスキル調査 概要】
  • 実施期間:2023年4月~7月31日(月)
  • 対象:全国の自治体・学校
  • 参加費:無料
  • 調査コンテンツ:アルファベットの入力(※ローマ字をまだ習っていない低学年でも実施可)
    小学校1年生で習った漢字を使った短文