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中高生の33%が「非交流重視」、思春期の居場所ニーズを約4000人に調査

認定NPO法人3keysが、13歳~18歳の中高生世代約4,000人に実施した「非交流型」居場所に関する調査結果を発表

認定NPO法人3keys(スリーキーズ)は、全国約4,000人を対象に実施したアンケート調査「中高生世代における『非交流型』居場所のニーズ調査」の最終報告をまとめ、概要を2026年8月28日に公表した。

また、調査の分析に携わった専門家を招き、調査結果の詳細や思春期世代に必要な居場所のあり方を深掘りする「第29回・第30回 Child Issue Seminar」を開催する。アンケート調査の結果をまとめた資料を配布するほか、詳細な報告を行う。

3keysでは、既存の児童館や青少年センターの多くは「人との関わり」やプログラムへの参加を前提として設計されているが、今回調査ではそうした場所にハードルを感じている思春期世代のリアルなニーズが浮き彫りになったとまとめている。

調査結果の概要は以下の通り。

・約3割(33%)が「非交流重視」
「知っている人に会いたくない」「一人で静かに過ごしたい」というニーズを持つ子供たちが全体の約3割を占め、交流を求める層よりも多い結果となった。

33%が「非交流重視」で、「交流重視」は19.3%

・困難があっても「誰にも相談しない」割合が約2倍
非交流重視グループの子供たちは、困難に直面した際に「誰にも相談しない」と回答する割合がほかのグループの約2倍にのぼり、従来の交流型支援では届きにくい層であることが判明している。

非交流重視グループの中高生は、困難に直面した際に「誰にも相談しない」と回答する割合が高い

・求められる「秘匿性」と「被受容性」
「一人でいたい」「秘密にしておいてほしい」と望む一方で、「ありのままの自分を受け入れてほしい」というニーズ(被受容性)も高く持っていることが明らかになった。

<調査報告書の概要>
調査対象:全国の13歳~18歳の中学生および高校生世代(株式会社テスティ―のスマートフォンアンケートアプリ「Powl」のモニター)
実施時期:2025年9月1日~9月29日(インターネット調査)
有効回答数:約4,002名。中学生1,074人(26.8%)、高校生2,705人(67.6%)、そのほか223人(5.6%)
調査体制:実施主体=認定NPO法人3keys、調査実施=株式会社テスティー
検討委員:
青山鉄兵氏:文教大学准教授、こども家庭審議会こどもの居場所づくり部会委員
小野義郎氏:和歌山県精神保健福祉センター元所長、こども家庭審議会障害児支援部会委員
加藤弘道氏:北海道大学大学院教育学研究院 准教授、公認心理師、臨床心理士
保志幸子氏:元港区子ども家庭支援センター所長
森山誉恵:認定NPO法人3keys 代表理事

この調査の背景やデータ分析、そして今後の「居場所支援のあり方」について、専門家とともに考えるセミナーを開催する(後日アーカイブ配信もあり)。

【大阪】第29回 Child Issue Seminar

基調講演:「社会構造から考える家族主義の限界とケアの再分配」筒井淳也氏(立命館大学 教授)
日時:2026年10月28日(水)14時〜17時
会場:リージャス梅田スクエアビジネスセンター
参加費:会場参加 無料/アーカイブ視聴(資料付き)個人2,000円、団体5,000円
参加申し込み:https://3keyscis29.peatix.com/

【札幌】第30回 Child Issue Seminar

基調講演:「社会的養護の現場から家族に閉じないケアと居場所」藤間公太氏(京都大学 准教授)
日時:2026年11月26日(木)12時30分〜15時30分
会場:TKP札幌駅カンファレンスセンター
参加費:会場参加 無料/アーカイブ視聴(資料付き)個人2,000円、団体5,000円
参加申し込み:https://3keyscis30.peatix.com/

2026年10月28日(水)と11月26日(木)に大阪と札幌で居場所支援に関するセミナーを開催

3keysは、生まれ育った環境によって子供の権利が害されることがないよう、10代の子供たちの権利保障と自立支援に取り組む認定NPO法人。学習支援事業をはじめ、10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」の運営、10代の居場所を広げるための啓発活動など、さまざまな活動を行っている。