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日本の子供は基礎学力を重視、計算に対する肯定感は控えめ スプリックス教育財団調べ
2026年4月23日 10:00
公益財団法人スプリックス教育財団は、2025年4月から7月に実施した「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」に基づき、家庭の社会経済的背景と計算力の相関に関する分析結果を2026年4月22日に発表した。
調査対象国はアメリカ・イギリス・フランス・南アフリカ・中国・日本の6カ国である。海外5カ国はインターネットパネル調査で各国各学年150組、計1,500組を集め、日本は学校調査で主に小学4年生・約200組を対象とした。日本の回答者はランダム抽出ではなく、匿名性保持のため正確な人数は公表していない。
調査では、「勉強の基礎は重要か」「計算力は大切か」「苦手教科でも基礎レベルの習得は大切か」といった基礎学力の重視と、「計算が好きか」「計算力に自信があるか」といった計算への肯定感を聞いている。日本の小学4年生は、基礎学力を重視する設問では7割以上が強く肯定し、5カ国と同様に高い水準だった。
一方で、自分の計算に対する肯定感は相対的に低かった。「計算が好き」と答えた割合は日本が43.3%、5カ国が55.3%で、「計算力に自信がある」は日本が33.8%、5カ国は52.7%となった。日本は基礎の大切さを認める傾向が強い一方で、自分の計算力への自信は控えめという結果となっている。
家庭の社会経済的背景を示す「SES」と計算力の関係を見ると、高SESほど計算力が高い傾向は大きかった。ただし、「勉強の基礎は重要」と答えた子供や、「計算力に自信がある」と答えた子供は、どのSES層でも計算力が高い傾向を示した。
「計算力に自信がある」の回答を隣り合ったSES層で比較すると、「高SESでそれ以外」と「中SESでそう思う」では、「中SESでそう思う」の方が計算力の高い傾向にある。また、「低SESでそう思う」と「高SESでそれ以外」では、計算力高位である割合が22.2%と40.0%で大きな差が開いた。
同財団は、基礎学力の重視や計算に対する子供の自信の有無がSESによる影響を縮小している可能性があるとしつつ、低SESと高SESの計算力の差は、自信の有無だけでは越えられないと分析。ただし、基礎学力の重視や計算の肯定感といった子供の基礎学力に関する価値観を育むことがSESによる影響を縮小し、計算力を底上げできる可能性があるとした。
なお、同調査では因果関係までは確認していない。計算力が高い結果として自信が生まれた可能性もあるため、今後は経年調査で価値観と計算力の変化を追うという。また、日本の結果は特定地域の調査に基づく参考値だが、より大きい海外5カ国の調査でも同様の傾向が確認されたとしている。





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