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25.8%が「無償化がなければ公立進学」と回答、明光義塾調べ

株式会社明光ネットワークジャパンが、新高校1年生の保護者450名を対象に実施した「私立高校無償化に関する実態調査」の結果を発表(出典:株式会社明光ネットワークジャパン)

株式会社明光ネットワークジャパンは、2026年4月に私立高校へ入学した新高校1年生の保護者450人を対象に実施した「私立高校無償化に関する実態調査」の結果を2026年4月20日に発表した。

私立高校無償化制度がなかった場合の進学意向について聞いたところ、「同じ私立に進学したと思う」が52.7%で最も多かった。一方で、「公立に進学した可能性が高い」は25.8%となり、4人に1人超の家庭で進学先が変わっていた可能性が示されている。

25.8%が「無償化がなければ公立進学」と回答

無償化制度と私立高校への進学決定については、「非常に大きく影響した」が25.1%、「ある程度影響した」が31.8%で、合わせて56.9%に達した。制度の存在が私立進学の意思決定を後押しする要因となっている一方で、進路選択における重要な判断材料の1つとして定着しつつある様子がうかがえる。

過半数以上が私立無償化が進学決定に影響と回答

授業料の軽減見込みでは、「35万円以上45万円未満」が20.4%、「45万円以上」が20.2%で、35万円以上の軽減を見込む家庭は約4割となった。その一方で、「正確に把握していない」も36.0%あり、制度を利用していても実際の軽減額を把握し切れていない家庭が少なくないことがわかった。

約4割が年間35万円以上の負担軽減見込み

私立高校入学にあたり、授業料以外で発生した初期費用を聞いたところ、「20万円以上30万円未満」が16.9%と最も多く、「30万円以上40万円未満」(13.8%)、「10万円以上20万円未満」(11.6%)が続いた。さらに、「30万円以上」と答えた割合を合算すると約半数にのぼっている。

授業料以外で発生した初期費用は、約半数が30万円以上の負担

初期費用の印象を尋ねた設問では、46.7%が「高かった」(想定より大幅に高かった:12.5%、想定よりやや高かった:34.2%)と回答した。

約半数の家庭で初期費用が「想定より高い」と回答

授業料以外で家計負担が大きいと感じた費用は、「制服関連費」(47.3%)が最多だった。次いで「修学旅行積立」(42.7%)、「教材・副教材費」(37.1%)、「通学交通費」(34.7%)、「施設設備費」(32.9%)と続く。

「授業料以外」の負担トップは制服費

私立高校無償化制度の利用にあたり、還付・相殺までの一時的な立て替え負担について聞いたところ、57.6%が「負担を感じた」(強く感じた:21.3%、やや感じた:36.0%)と回答した。

私立無償化でも約6割が「立て替え負担」を実感

私立高校無償化制度の課題に関する設問では、「授業料以外は対象外」の42.7%が最多で、「学費上昇を招いている可能性」(24.2%)、「立て替え負担がある」(20.4%)、「制度内容がわかりにくい」(20.4%)が続いた。同社は、授業料以外の費用や手続き面に関する認識が、制度理解や満足度に影響している可能性も示唆される結果となったとしている。

課題の最多回答は「授業料以外は対象外」
■調査概要
調査対象:2026年4月に私立高校へ入学した新高校1年生の保護者450名
調査期間:2026年4月10日~2026年4月14日
調査方法:インターネットリサーチ調べ
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合がある