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ICT教材「天神X」、出席扱い認定取得を支援する「レポート機能」を実装

株式会社タオが、不登校児童の学習支援に不可欠な「レポート機能」をICT教材「天神X」に実装(出典:株式会社タオ、以下同じく)

株式会社タオは、ICT教材「天神X」において、不登校児童の学習支援に不可欠な「レポート機能」を2025年12月23日(火)に実装したことを発表した。

同機能は、これまで多くの「出席扱い」の認定を支えてきた天神(Windows版)で培われた運用実績をもとに開発したもので、クラウド環境に対応させることで視認性と利便性を高めている。

Webブラウザーからシームレスに利用できる「天神X」

文部科学省の調査では、不登校児童生徒数が過去最多を更新しており、家庭やフリースクールでの学習支援の重要性が高まっている。一方で、在宅学習の成果を学校に伝え、出席扱いの認定を受けるためには、客観的でわかりやすい学習記録の提出が求められ、児童生徒や保護者、支援者の負担となっているという。

天神Xでは、児童生徒ごとの月間学習時間、学習した単元数や内容などをデータとしてまとめ、ワンタッチで出力できる。作成されたレポートを学校に提出することで、学習状況の共有がしやすくなり、出席扱い申請の手続きがしやすくなる。

また、口頭や手作業のメール・レポートで伝えている学習状況を一定の形式で整理されたレポートとして示すことで、学習の進み具合を具体的に共有できる。これにより、指導内容や学習成果の「見える化」が可能だ。

天神Xは、小学校と中学校の全学年を対象に、国語・算数(数学)・理科・社会・英語・生活といった教科書に準拠した学習内容を提供するクラウド型教材である。今後は、教科別レポートや日ごとの学習状況をまとめたデイリーレポートなどの機能拡充も予定されている。