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Next IWATEと河合塾が連携協定、通信制×地域拠点で広がる探究的な学び

株式会社Next IWATEが、河合塾グループの学校法人河合塾学園と「探究的な学びに関する連携協定」を2025年12月1日に締結(出典:株式会社Next IWATE、以下同じく)

株式会社Next IWATEと河合塾グループの学校法人河合塾学園は、探究的な学びの実現に向けた連携協定を2025年12月1日に締結した。これにより、2027年4月に岩手県一関市に開校予定の「ドルトンX学園高等学校」を中心とした、通信制と地域拠点を融合した新しい教育モデルの構築を進める。

この取り組みは、生徒が地域に入り、企業や行政と協働して課題に取り組む実践型の学びを通じて、主体性や創造性を育むことを目的としている。連携内容には、拠点滞在プログラムの企画と実施、探究学習プログラムの開発、地域課題を題材とした学び、教育を基軸とした地域振興の推進などが含まれる。

河合塾学園 理事長の河合英樹氏は「『自らの人生を主体的に切り拓く人を育む』という思いをいかに実現するかを問い続けてきた」と記者発表会で述べ、ドルトンX学園高等学校のコンセプトを説明。一関を舞台にした地域と学びの交差点として、「ドルトンX共創モデル」を紹介した。

「ドルトンX共創モデル」では、生徒が企業・行政などと協働して課題に挑む、実践型学習の構築を目指す

Next IWATEの上野裕太郎氏は「ドルトンX学園での新たな探究学習の創出を通じて、地域が若者を育て、若者が地域を変える循環を生み出し、未来を自ら切り拓く人材を輩出するモデルを全国へ発信していきたい」とコメントしている。

ドルトンX学園高等学校は、一関市立油島小学校の校舎を改装して利用。単位制・通信制課程の広域高校として、最大450名の生徒を受け入れるという。

Next IWATEは一関高専発のスタートアップ企業で、地域企業支援や若者育成を展開してきた実績を持つ。今後も地域共創型の教育モデルの構築を通じ、岩手県から次世代の教育のあり方を発信していく考えだ。