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中高生の7割が「夏休み明けブルー」、5人に1人はAIに相談──pure life diary調べ

feppiness株式会社が、中高生に実施した「夏休み明けに対するストレス感度や、自己肯定感と普段のストレス対処の実態」に関する調査結果を発表

feppiness株式会社は、中学1年生から高校3年生を対象に実施した「夏休み明けに対するストレス感度や、自己肯定感と普段のストレス対処の実態」の調査結果を2025年9月3日に発表した。同調査では、約7割の中高生が「学校に行きたくない・気が重い」と感じる“夏休み明けブルー”を経験していることが明らかになった。

調査概要
調査対象:全国の中学1年生~高校3年生の男女
調査期間:2025年7月23日~7月26日
調査方法:インターネットによる任意回答
回答人数:n=416人

「夏休み明けに『学校に行きたくない』『気が重い』と感じたことがありますか?」と聞いたところ、「よくある」35.6%、「ときどきある」36.5%と、合わせて72.1%が夏休み明けに「学校に行きたくない」「気が重い」と感じた経験があることが判明している。

中高生の72.1%が夏休み明けについて「学校に行きたくない」「気が重い」と回答

その原因として、「朝起きるのがつらい」(43.3%)や「生活リズムの乱れ」(35.8%)、「友達関係への不安」(28.4%)など、生活習慣や人間関係に関する理由が上位となった。

夏休み明けの憂うつな気持ちの原因は、「朝起きるのがつらい」「生活リズムの乱れ」「友達関係への不安」が上位に

日常生活の中でモヤモヤやストレスを感じていると答えた中高生は全体の70.9%にのぼり、ストレスの主な原因として「友達・クラスの人間関係」(49.9%)、「勉強や成績のこと」(47.2%)、「将来への不安」(40.2%)が上位となった。人間関係や学業といった課題に加え、29.9%は「自分に自信がないこと」を挙げており、自己肯定感に関する悩みもストレス源となっている。

中高生の約7割が「普段モヤモヤやストレスを感じる」経験あり
ストレスの主な原因は、「友達・クラスの人間関係」「勉強や成績のこと」「将来への不安」が上位

「普段感じることがある感情」に関する設問では、「人と比べて落ち込む」と答えた生徒が52.4%と最多で、「うまくいかないと自分を責めてしまう」(47.4%)、「自分の気持ちを我慢することが多い」(41.1%)が続く。

半数以上が「人と比べて落ち込む」と回答

ストレス対処法について聞いたところ、「音楽を聴く」(55.3%)や「寝る・休む」(51.4%)、「SNSを見る」(29.2%)といった気分転換型の方法が挙がっている。一方で、「友人に相談する」(25.8%)や「家族に相談する」(20.1%)といった身近な人への相談に加え、「AIに相談する」と答えた生徒が21.0%にのぼり、家族への相談とほぼ同水準の結果となっている。

ストレス対処法について、「家族に相談する」(20.1%)と「AIに相談する」(21.0%)がほぼ同水準に

自分の思考や感情をノートなどに書き出す「ジャーナリング」に関する設問では、「知っている」はわずか4.3%で、「実際に行っている」の回答は1割未満にとどまった。

ジャーナリングの認知度は4.3%

一方で、ジャーナリングの実践経験のある中高生に効果を聞いたところ、「モヤモヤが整理できる」(47.0%)、「気持ちが落ち着く」(39.1%)、「自分の考えに気づける」(36.5%)と、実践者のうち80.9%が心の整理や自己理解に役立つと回答している。

実践者の約8割がジャーナリングの効果を実感

feppiness株式会社は、中高生が自分の気持ちと向き合い、自己理解を深める手助けとなるように設計した「TO BE手帳 for teens」の予約受付を開始した。

日々の気持ちを書き出すことで心を整理できる「TO BE手帳 for teens」

同製品は、「やるべきこと(TO DO)」ではなく、「ありたい自分・やりたいこと(TO BE)」を考える手帳として、うれしかったことや日々の気持ちを書き出せるページ、大切にしたい価値観や強みを見つけるワーク、モヤモヤした感情を整理する振り返りページなどで構成している。