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幼児の感覚を育てる「感触ペン」を共同開発、200以上の異なる感触を再現
2025年8月26日 17:00
株式会社東海理化は、ピープル株式会社と共同で「感触ペン」を開発し、デジタル知育サービス「さわるTECH(テック)」に採用されたことを発表した。
さわるTECHは、iPadのアプリと感触ペンを組み合わせた新しいデジタル知育サービスである。日常生活では、子供が興味を示しても危険性や時間的制約などの理由から、思う存分体験ができないケースがあるが、さわるTECHでは、そうした体験をデジタル上で「いつでも」「どこでも」「好きなだけ」楽しめる。
幼児期の触覚は非常に敏感であり、感触を伴う体験は記憶や興味の定着にも効果があるとされている。視覚や聴覚だけでなく、触覚を刺激することで、子供たちが自ら考え、集中し、行動する力を育む狙いがある。
今回開発した感触ペンには、東海理化が自動車部品製造で培ったハプティクス技術(※)を応用しており、200種以上の異なる感触を再現する機能を搭載。1歳半からの幼児が安全に使用できるよう配慮した。
※触覚を人工的に生み出し、疑似的に再現する技術
さわるTECHは、2025年10月上旬にピープルより発売予定で、9月下旬から予約受付を開始。セットには感触ペン、ペンホルダー、取扱説明書が含まれ、iPadにアプリをダウンロードして使用する形式となる。