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micro:bitで「ひらめき」を形に!ユニークで楽しい作品を募集
2025年6月2日 16:00
株式会社スイッチエデュケーションは、全国の子供から大人までを対象とした「たのしいmicro:bitコンテスト2025」の開催を2025年5月31日に発表した。
同コンテストは、教育用マイコンボード「micro:bit」を使った作品を募集するもので、今年で8回目の開催。micro:bitはプログラムによって光らせたり動かしたりすることができ、子供でも簡単に使える設計となっている。作品づくりを通して、プログラムが日常の中でどのように使われているかを体験してもらうことが目的だ。
応募受付は2025年8月24日(日)までで、2つの部門を用意。「Kids&Family部門」は小学生以下の子供と保護者によるチーム、「一般部門」は中学生以上が対象で、個人とグループのどちらでも応募が可能だ。応募方法は、Xへの動画投稿と専用フォームでの作品登録の2つが必須となる。参加費は無料で、材料や機材は各自で用意する必要がある。
作品は「micro:bitを使っていること」が条件で、テーマやプログラミング環境、使用部品は自由。応募動画は140秒程度で、作品の魅力とmicro:bitが使われているところがわかる内容が望ましい。評価基準は、着想のユニークさ、ものづくりの楽しさ、作品の伝わりやすさとなっている。入賞作品にはグランプリや優秀賞などを授与する予定で、Micro:bit Educational Foundationからのメッセージも贈られる。
審査員には、株式会社ドワンゴや東京大学、株式会社プロキッズ、合同会社techikaから、教育や技術分野で活躍する4名が参加。最終審査と結果発表は、2025年10月4日(土)か5日(日)に開催される「Maker Faire Tokyo 2025」で行われる予定である。
審査員たちは、「見たことないような技術の使い方」や「みんなであそんで楽しめる作品」「自分が本気で楽しい作品」「自分が欲しくてなりふりかまわずつくっちゃった!という作品」など、完成度や技術レベルよりも、楽しさを重視した作品に関して期待のコメントを寄せている。
■審査員
折原ダビデ竜氏
学校法人角川ドワンゴ学園 N中等部共同スクールプレジデント、株式会社ドワンゴ ZENStudy プログラミング運営責任者、ZEN大学プログラミング講師
株式会社ドワンゴにてニコニコ生放送開発エンジニアを経て、2016年よりZENStudyプログラミング講師として中高校生にプログラミングを教える。2025年よりZEN大学プログラミング講師も担う。
倉本大資氏
東京大学情報学環中山未来ファクトリー 特任研究員、株式会社TENTO 講師・経営企画、OtOMO代表
2008年より子ども向けプログラミングワークショップを定期的に開催。その団体OtOMOでの実践を元に、子供向けのプログラミング関連の書籍を多数執筆。現在は東京大学にて人間と遊びをテーマに活動をする中山未来ファクトリープロジェクトに参画し、遊びという視点から、コンピュータやテクノロジーと人間の関係や、メディアアートの分野を学生とともに研究している。
原 正幸氏
株式会社プロキッズ 代表取締役、国立大学法人 名古屋工業大学 非常勤講師
NECにてエンジニア、ビッグローブでは格安SIM事業を立ち上げ、社長賞を連続受賞。子供が生まれたことを機に、子供向けIT教育を行うプロキッズを設立し、小中高生向けオンラインプログラミングスクール「Codeland」を他社に先駆けて開始。ほかにも国立名古屋工業大学の非常勤講師、東京都中小企業新興公社にて生成AIの専門家を務める。
矢島佳澄氏
乙女電芸部 部長、合同会社techika 代表社員、Yolni株式会社 取締役
慶應義塾大学環境情報学部卒業。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。乙女電芸部では手芸と電子工作を組み合わせた作品展示やワークショップをMaker Faire Tokyoをはじめ全国で開催。合同会社techikaでは「柔らかいハードウェア」をテーマに、製品コンセプトモデルの受託開発を行う。ハードウェアスタートアップYolniを創業。慶應義塾大学非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、女子美術大学非常勤講師も務める。