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中学教員を目指す学生を支援、「レシピー for School」で英語のアウトプット力を高める共同研究を開始

株式会社ポリグロッツが、白鷗大学の奥山慶洋教授と共同でAI英語教材「レシピー for School」を活用した「教員採用試験対策」プロジェクトを開始

株式会社ポリグロッツは、白鷗大学の奥山慶洋教授と共同で、AIを利用した「教員採用試験対策」プロジェクトを開始した。

同プロジェクトでは、中学校の教員を目指す白鷗大学の学生たちに、ポリグロッツの教育機関向けAI英語教材「レシピー for School」を通じてオリジナルの対策問題を配信する。これにより、実際に取り組んだ感想や成果などを収集し、より効果的な「教員採用試験対策」の確立を目指す。

具体的には、「レシピー for School」の「スマートアサインメント機能」を活用し、教員採用試験の二次試験対策として、英語でのアウトプット力を高めるトレーニングをレベル別に用意した。研究に参加する学生は、「レシピー」アプリを使って、自身に関する質問に英語で答える練習や、教育のテーマに関する文章を読み、自分の意見を述べるトレーニングなどを行う。

ポリグロッツは共同研究の背景として、中学校の教員にもより高い英語力が求められるようになったことから、新人教員が求められる指導力とのギャップに悩んでいることを挙げている。このギャップを解消するには、アウトプットスキル(意見やアイデアを英語で「話す」力)のトレーニングが必要だとしている。

白鷗大学 奥山慶洋教授

今回の共同研究を通じた効果としては、スピーキングトレーニングや意見を述べる練習を通じて、試験や実践の場で使える英語のアウトプット力を高めることのほか、対象学生の合格をサポートすることや指導者の負担を減らし、効果的な学習支援を実現することが期待されているという。奥山教授は、ICT活用の知識や技能が教員を目指す学生にとって必須であるとして、それらの技術を英語教育にどのように有効活用していくかを考え、具体策を提案することを課題研究のテーマに掲げている。

「レシピー for School」は、200万人以上が利用する英語学習アプリ「レシピー」を教育機関向けにアレンジしたAI英語教材だ。スマートアサインメント機能では、「レシピー for School」内の記事や動画コンテンツ、あるいは教科書や教員の選んだ記事を入力するだけで、授業や宿題に活用できる課題やライティング・ディスカッションのトピックなどをAIが自動で生成する。同機能により、問題作成や採点、生徒ごとの学習の進ちょく管理といった教員の負担が軽減される。

レシピー for Schoolでは、記事や動画コンテンツからAIが課題を自動生成する

また、AIが自動で毎日の学習カリキュラムを作成する「マイレシピ機能」も搭載している。アプリ内のレベルテストで単語、リスニング、文法、リーディング、スピーキングの各技能を5段階にレベル分けするもので、レベルテストもAIが自動生成する仕組みだ。