ニュース

ユカイ工学、ファミリーロボット「BOCCO emo」のプログラミング環境を無料公開

ファミリーロボット「BOCCO emo」を制御できるビジュアルプログラミング環境「プログラミングエモちゃん」を提供開始

ユカイ工学株式会社は、家族内でのメッセージのやりとりや高齢者の見守り機能を持つファミリーロボット「BOCCO emo」を活用した新たな学習ツール「プログラミングエモちゃん」を公開した。

同プログラムは、ユカイ工学の教育シリーズ「kurikit」の一環として提供され、独自の拡張版Scratchによって、プログラミングの初心者でも簡単にBOCCO emoを動かせるという。

「録音して」「今何時?」といった音声コマンドやBOCCO emoに近づくイベントを検知し、BOCCO emoの首の向きやほっぺの色を変えたり、好きな言葉を発話させたりすることも可能だ。これらの機能は、BOCCO emo Wi-FiモデルかBOCCO emo LTEレンタルモデルで利用できる。

独自拡張版Scratchのプログラミング学習機能を使ってBOCCO emoを簡単に動かせる

同プログラムでは、パソコンやタブレットでブロックを並べて、録音したメッセージを使って指示を出し、BOCCO emoが思った通りに動くかを確認する。

入力イベントなどとBOCCO emoの動作を組み合わせて制御する

さらに、「kurikit」シリーズの「ココロキット」や「ココロキット+」を使用すれば、自分の好きなロボットを作成し、BOCCO emoと組み合わせて動かすことができる。これにより、作品の幅が広がり、より楽しいプログラミング学習を体験できるという。

ココロキットやココロキット+と連携可能

同社が提供するプログラミング環境はWebブラウザー上で動作し、パソコンだけでなく、タブレット端末やスマートフォンでもプログラミング学習が可能で、ScratchとJavaScriptのプログラミング言語に対応している。さらにロボット制御用の機能を追加しているのが特徴となっている。

ビジュアルプログラミング環境はWebブラウザー上で動作する

BOCCO emoは、家族内でのメッセージのやりとりのほか、4種類のセンサによる高齢者や子供の見守り、天気や防災情報、その日の予定のお知らせなどができるファミリーロボットである。「今日は何の日」「こども生活習慣サポート」など、家族で楽しめるコンテンツも配信している。

音声メッセージの送受信や天気情報の配信が可能