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ユカイ工学、プログラミング工作キット「メイカーボード」の音声再生機能をMaker Faire Tokyoで公開

ユカイ工学株式会社が、2025年10月4日(土)と10月5日(日)に東京ビッグサイトで開催されるDIYの展示発表会「Maker Faire Tokyo 2025」に出展

ユカイ工学株式会社は2025年10月4日と5日、東京都江東区の東京ビッグサイト(西4ホール)で開催されるMaker Faire Tokyo 2025において、同社のプログラミング工作キット「メイカーボード」の新機能を展示する。

メイカーボードは、はんだ付けが不要で市販のモーターやセンサーに対応しており、アイデア次第で高度なロボットが製作可能なプログラミングキットである。パソコンやタブレット端末のブラウザー上でプログラムを作れる「ビジュアルプログラミング」で直感的に操作できるのが特徴だ。

メイカーボードは、はんだ付けが不要で市販のモーターやセンサーに対応
ビジュアルプログラミングでプログラムを作成して、高度なロボットを製作可能

会場ではメイカーボードの新機能として、音声再生機能の体験型デモを実施。メイカーボードに専用の音声出力ボード(別売予定)を接続し、来場者がセンサーを操作すると、作品から音声が流れるデモを体験できる。

展示内容イメージ(実際の展示内容とは一部異なる場合がある)

音声再生機能の開発背景には、女子美術大学や武蔵野美術大学で行われているロボティクス講義での利用実績がある。講義に参加する学生からは「作品から手軽に音を出す機能がほしい」という要望が多く寄せられており、それに応える形での機能追加となった。

開発中の音声再生機能では、「特定のセンサーへの入力があったときに、音声ファイルを再生する」といった動作を実現。「ただいま」「おかえり」を言ってくれるロボットや不思議な独り言を言うロボット、かわいく鳴くオリジナルの動物ロボットを手軽に制作できるようになる。

音声再生機能のプログラム

また、ユカイ工学のブースでは、同社が展開する教育事業「kurikit」の製品も展示予定である。これには、熱々の食べ物や飲み物を代わりに「ふーふー」してくれる「猫舌ふーふー」や、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、赤ちゃんのようなやみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」などの家庭向けロボットも含まれる。

熱々を代わりに「ふーふー」してくれる小型ロボット「猫舌ふーふー」(出典:ユカイ工学オンラインストア)

同社のオンラインストアでは、「メイカーボード」単体版(6,050円/税込)のほか、タッチセンサー(1個)、音センサー(1個)、超音波センサー(1個)、サーボモーター(2個)を同梱した「メイカーボード コミュニケーションパッケージ」(9,350円/税込)を販売。Maker Faire Tokyo 2025のユカイ工学ブースへの来場者には、ユカイ工学の製品が10%オフで購入できる限定クーポンを配布予定だ。

メイカーボード コミュニケーションパッケージの同梱内容