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アカダコシリーズから、Scratch用拡張ボードの低コストモデル「タコラッチ・ミニ」を発売
AI・双方向通信が出来るフィジカルコンピューティング教材
2024年3月7日 12:03
株式会社ティーファブワークスは、AkaDako(アカダコ)シリーズから「タコラッチ・ミニ」(TFW-TM1)を発売した。既存の「タコラッチ」を低コスト化したモデルで、明るさセンサー・人感センサー・フルカラーLEDといった機能を内蔵し、USBでPCと接続すればScratchからセンサー類を利用することができる。価格は2970円。
タコラッチ・ミニは、既存のタコラッチからセンサーやGrove端子の搭載数を減らして低価格化。搭載センサーは明るさセンサーと赤外線による人感センサーで、出力としては24ビットカラーのフルカラーLEDを搭載する。USBポートは一体化している。
Grove端子を搭載しており50種類以上の拡張デバイスの動作を確認、さらに、同梱のミノムシクリップケーブルとアナログ入力を接続してさまざまなセンサー類などを接続することも可能となる。
利用例として「理科の測定器として」「技術・情報のAI・通信教材として」「図工・美術のツールとして」「社会や総合の課題解決教材として」「探求のデータロガーとして」を挙げており、広く活用できるフィジカルコンピューティング教材プラットホームだとしている。
セットではタコラッチ・ミニ本体のほか、ミノムシクリップケーブル2本・課題解決カード、が説明書が同梱される。Scratch編テキスト「AkaDakoであそぼう♪」は無料ダウンロードできるほか、公式の教材集も用意している。
タコラッチ・ミニの利用はWindows10以降、ChromeOS 89以降、iOS15以降、Android8.0以降などのPC、スマートフォン、タブレットが必要となる。現在、Scratchからの利用となるが、春からはViscuitからも利用できる予定。
タコラッチ・ミニの購入は個人向けはAmazonで取り扱い、学校向けは教材販売店経由となる。なお、学校関係者(教員、教育委員会、ICT支援員、販売店など)には、タコラッチ・ミニの無料オンライン研修を随時開催しているという。