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帝京大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM分野育成のため連携協定を締結

帝京大学と公益財団法人山田進太郎D&I財団は、中高生女子のSTEM人材育成に向けて包括的に協力していくための連携協定を12月1日に締結したと発表した。

同財団は、STEM女子奨学助成金など、STEM分野におけるジェンダーギャップを解消する活動を推進している。一方で、女子生徒を支援する立場にある大学や高等専門学校等の教育機関による横の連携は十分に実施されているとは言えず、各教育機関がそれぞれの地域で単体で活動を行っているという課題がある。

そのため、同財団では昨年度より、全国の大学・高等専門学校と連携した中高生女子の理工系選択支援プロジェクト「Girls Go STEM! 〜大学・高専支援プラットフォーム〜」を立ち上げ、現在までに13の大学と連携している。

帝京大学は、理工学部の拠点である栃木県宇都宮市を中心に2016年より高校生向けのサイエンスキャンプをスタート。現在も「はばたけ! 理系Youth」というブランドで小中高の女子生徒および保護者等に向けたさまざまな活動を展開しており、栃木県や地元企業と連携して、積極的に「STEM×女性」の啓蒙活動を推進している。

今回、帝京大学と同財団が包括的な相互連携を行うことで、より多くの地域の中高生女子がSTEM分野の魅力に気づき、進学やキャリアを考える機会を得られると考え、連携協定を締結することになった。

連携協定の内容は、帝京大学の活動に対する広報支援、ロールモデルのキャスティング支援、ナレッジ共有や協業機会の提供などが含まれる。