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内田洋行、Gakkenの副読本「私たちと情報」を配信サービス「EduMall」専売でデジタル提供

わたしたちとじょうほう-情報活用スキル編-

株式会社内田洋行は株式会社Gakkenが制作した情報教育副読本「わたしたちとじょうほう-情報活用スキル編-」「私たちと情報-情報社会探究編-」をデジタル化、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」の専売製品として、小学校向けに10月18日から配信を開始した。

 Gakkenの「私たちの情報」はICTの基礎知識を身に付けるために情報教育副読本として2006年に初版を発刊し、以来、時代を反映した改定を行っている。

私たちと情報-情報社会探究編-

子供たちがクラウドやSNSなど最新の情報手段や、集める、読み取るなど教科横断で課題解決型の学習を拡充するために情報活用の実践的なスキルを体験的に身に付ける内容になっているという。今回、小学生がPCで使いやすいように内田洋行がEduMallに搭載するためのデジタル化を行ったものとなる。

わたしたちとじょうほう-情報活用スキル編-の内容
私たちと情報-情報社会探究編-の内容

 デジタル化にあたっては、先生が冊子版を使いながら児童生徒がGIGAスクール端末でデジタル版を並行して使うという授業向けにUIを工夫。EduMall版では書籍に近いUIとして付箋付け、書き込み、キーワード検索、ページの拡大・縮小などデジタルの強みを活かした機能を実装している。

デジタル版のユーザーインターフェース

 提供価格は学校ライセンスとし、1校あたり年間1万1000円(税別)で、対応OSはWindows/ChromeOS/iPadOS。販売目標として2025年には200校への販売拡大を目指すとしている。

 また、「私たちの情報」を活用した公開授業を10月27日と28日に青森県で開催される第49回全日本教育工学研究協議会全国大会で実施する。