ニュース

IoTBank、東京都立特別支援学校62カ所に位置情報を一括管理する「GeoPita」導入

導入されるGeoPitaの機能

 株式会社IoTBankは、東京都教育庁に対して、幼児、児童、生徒の見失い防止を目的としたソリューション「GeoPita(ジオピタ)」を2024年1月1日から提供する。東京都立特別支援学校62カ所に導入、校外学習など学校外の活動時に活用する。

 GeoPitaはGPSトラッカーで収集した位置情報を一括管理できるシステムで、位置をリアルタイムで把握でき、複数端末の同一画面表示や位置情報の手動更新など可能。さらに安全エリアの設定、行動履歴は過去3カ月まで遡ることや、履歴データのダウンロードも可能。位置情報の測位はGPS/みちびきQZSS/BDS/GLONASSとWi-Fi、基地局で行う。

位置情報や履歴表示の機能

 IoTBankではサービス提供の背景として、外遊びや校外活動の機会は成長のための貴重な体験となるが、安全への懸念があり、迷子や指定エリアから離れるなどのリスクがあるとしている。そして、送迎バス置き去り問題から2023年4月1日に安全装置の装備を義務付ける関係府省令等の改正があり、その結果、学外活動におけるGPSやBluetoothを活用した見守りシステム導入に対しても予算が割かれるようになったとしている。