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プログラミングなしのAIツール「Humanome Eyes」で探究学習、実証校や自治体を募集

「探究的な学び支援補助金2023」対応

 株式会社ヒューマノーム研究所は、同社のAI構築クラウドツール「Humanome Eyes(ヒューマノーム・アイズ)」を使ったAI教育カリキュラムをトライアル利用する実証校や自治体を募集する。教育機関や自治体の費用負担はなし。

 Humanome Eyesは画像・動画を利用した画像認識AIを開発するノーコードツール。だれでも使えるシンプルな操作画面を採用、一般的にモノを見分けるAIには多くの画像が必要となるが、少ない画像でAI開発が始められ、数学やプログラミングの知識も不要だとしている。

Humanome Eyesの特徴

 提供する授業案では、PCやタブレットを使って、解析対象の撮影するデータ収集、AI開発、プレゼンテーションと順に進めることで、一連の探究的活動ができるという。自分で作成したAIモデルを自らチューンアップすることで生徒がAIを自分ごととして捉える機会になるとしている。

Humanome Eyesと関連ツールを使った授業の流れ

 今回のトライアル利用の募集は、ヒューマノーム研究所が経済産業省が実施する「探究的な学び支援補助金2023」の事業者として採択されたため。応募した教育機関と自治体が、補助金交付対象として採択されると授業実施に必要なHumanome Eyesの利用料と、本ツールを利用した授業プラン資料が費用負担なく利用できる。ただし、利用に必要なPCやタブレットは各学校で用意する必要がある。

 利用の流れは、問い合わせフォームから資料請求し、応募後の7月下旬に採択が決定し、実際の利用期間は補助金の交付決定から12月28日までを予定している。対象の教育機関は小学校、中学校、高校、フリースクール、教育支援センター、自治体となっている。