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学習eポータル+AI型教材「Qubena」、新規利用自治体向けに来年度末まで無償提供を決定

株式会社COMPASSは、9月よりサービス提供を開始する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」について、令和5年度の全国学力学習状況調査の一部がMEXCBTで実施されるにあたり、全国の自治体で導入が必要とされる学習eポータルの導入/活用推進支援として、同月より全国の新規利用自治体に向けて、来年度末(最大1年7ヶ月)までの無償提供を行なうことを発表した。

またこれに合わせて、学習eポータル+AI型教材「Qubena」新規利用自治体無償提供に関するオンライン説明会を開催する。

GIGAスクール構想による1人1台端末環境が整備され、ICT教材の導入・活用が進む中、そこで蓄積される教育データの利用者・事業者の垣根を超えた横断的な利活用が次なる課題となっている。

文部科学省では「教育データの標準化」を推進しており、学習指導要領のコード化に続き、国際標準規格に基づく公的・汎用的なCBTプラットフォームである「MEXCBT」を開発。段階的な提供をスタートし、来年度の全国学力・学習状況調査においては、その一部でMEXCBTが活用されることが決定。全国の自治体でMEXCBTにアクセスするための窓口として学習eポータルの導入が必要となった。

COMPASSでは、今後の教育現場における教育データ標準化を重視する考えから、MEXCBTとの連携を行い、全国学力学習状況調査に対応した学習eポータルとして、2022年9月より学習eポータル+AI型教材「Qubena」のサービス提供を開始する。

また、全国自治体への学習eポータルの導入/活用推進支援の一環として、新規利用自治体に向けて9月のサービス開始から2024年3月までQubenaを無償提供することを決定した。本支援についてはオンライン説明会を開催し詳細について説明するとしている。

<学習eポータル+AI型教材「Qubena」搭載機能>
AI型教材
・小中5教科に対応
・高精度AIによるアダプティブラーニング
・授業づくり・先生の働き方をサポート

他サービス連携機能
・教科書・教材・ソフトウェアとのアカウント・名簿連携、学習データ連携
・校務支援システムとのアカウント・名簿連携や評価連携
・データ利活用サービスとの学習データ連携

その他の搭載機能等
・アカウント管理・シングルサインオン
・マルチOSクラウドサービス
・ダッシュボード機能
・サポート体制

<新規利用自治体無償提供の条件について>
・今回新規にQubenaを利用する自治体は、小学校・中学校の全学年で2024年3月まで(最大1年7ヶ月)無償で利用できる。
・既に導入の学習eポータルからQubenaへの切り替えも可能(※切り替えを行う場合、MEXCBT等のデータは引き継がれない)。
・応募自治体数が上限に達し次第、募集を締め切り。