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N高、イギリスのT4が選ぶ「世界最高の学校賞」イノベーション部門トップ10に選出

学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(以下、N高)は、イギリスの教育支援団体「T4 Education」(以下、T4)が主催する「World’s Best School Prizes」(世界最高の学校賞)のInnovation(革新)部門において、トップ10に選出されたことを発表した。

T4は、国連が定める「持続可能な開発目標」(SDGs)の「質の高い教育をみんなに」のゴール達成を目的に、2020年に創設されたイギリスの教育支援団体。100か国・20万人以上の教師の他、学校・企業、NGOなどが活動に賛同し、UNESCO、UNICEF、OECDなどの国際機関が活動を支援している。

「The World’s Best School Prizes」は、「Community Collaboration」「Environmental Action」「Innovation」「Supporting Healthy Lives」「Overcoming Adversity」の5部門で選考が行なわれる。10月の「World Education Week」オンラインイベントで、各部門の最優秀校1校が発表される。

日本からの選出はN高のみ。N高は2020年、2021年にもT4が選ぶ「世界の100校」に選ばれており、3年連続の認定となる。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、学びの継続や教育の質の確保が世界的な課題となる中、N高のオンライン学習、特にバーチャル技術を活用した体験型の学びが高く評価されたという。

N高はS高等学校とともに、2021年4月よりバーチャル技術を利用した新しい学びを導入している。2022年6月時点で、オンラインで受講可能な7,143講座のうち約半数がバーチャル技術に対応。生徒は映像学習とバーチャル学習を自由に切り替えて学ぶことができる。

これらの取り組みは、T4が今年10月に開催する「World Education Week」(世界教育週間)のオンラインイベントで世界に向けて発信する予定だ。