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探究アイデアを介護現場で実践、新渡戸文化高の生徒が施設利用者と交流

株式会社ニチイ学館が、同社が運営する通所介護施設「ニチイケアセンター中野」において、新渡戸文化高等学校の生徒が考案したレクリエーション企画を実践(出典:株式会社ニチイ学館、以下同じく)

医療・介護・保育サービスなどを提供する株式会社ニチイ学館は、同社が運営する通所介護施設「ニチイケアセンター中野」において、新渡戸文化高等学校の生徒が探究学習で考案したレクリエーションを2026年8月24日に実施した。

この取り組みは、ニチイ学館が推進する社会プロジェクト「MY CARE ACTION」のケア探究学習における活動の一環として実施したもの。2026年5月25日に開催した「介護×社会課題」のアイデア発表会で、新渡戸文化高校の生徒4名から提案された内容をもとに企画を実現している。

生徒たちは、高齢者には外出や交流の機会が少ないこと、高校生には進路への不安や世代を超えた交流の機会が少ないことなどを課題として捉えた。そのうえで、介護施設をより身近に感じてもらうことや、介護現場の新しい情報発信につなげる方法を検討した。

当日は、発表した生徒のうち3名がニチイケアセンター中野を訪問。利用者と生徒が3つのグループに分かれ、簡単ダンスや写真デコレーション、自分史トークの3種類を体験している。

簡単ダンスでは、生徒が考えた振り付けを利用者と一緒に楽しむプログラムだ。利用者になじみのある曲も選び、体を動かしながら交流した。写真デコレーションでは、利用者の写真をプリクラ風に加工。デバイスの操作に戸惑う利用者を生徒がそばで支援しながら、一緒に写真を完成させた。

自分史トークは、これまで呼ばれてきた「あだ名」や職業などを取り上げ、利用者の歩みや思い出を振り返る企画だ。生徒との対話だけでなく、利用者様同士でも自然に質問や会話が広がったという。

高校生が主体となり、3つのレクリエーションを実施

レクリエーションの実施後には、生徒たちと施設管理者、レクリエーション担当職員が意見交換を行った。生徒からは、高齢者と実際に交流できたことや、当日に向けて友人と練習を重ねたこと、工夫した内容を楽しんでもらえたことへの感想が寄せられた。

MY CARE ACTIONは、株式会社TBWA HAKUHODOが開発した探究型学習メソッドをもとに、ニチイ学館が共同でケアをテーマとする内容として開発した。生徒が介護やケアの現実を理解し、課題発見からアイデア創出、発表までを体験する構成となっている。ニチイ学館は今後、各地の教育現場と連携しながら、同プログラムを全国へ広げる方針だ。

すべての人がケアに向き合う社会の実現を目指す「MY CARE ACTION」