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フットマーク、子供の困り事に配慮したランドセルリュック「ぴったセル」を発売

フットマーク株式会社が、インクルーシブデザインのランドセルリュック「ぴったセル」の発売を開始(出典:フットマーク株式会社、以下同じく)

フットマーク株式会社は、インクルーシブデザインのランドセルリュック「ぴったセル」を発売した。ぴったセルは、手先の細かな動きが苦手な子供や、持ち物の整理が難しい子供などを想定して開発した布製のランドセルリュックだ。

開発のきっかけは、同社が展開している布製ランドセル「RAKUSACK」シリーズの利用者アンケートに寄せられた「ファスナーがうまく使えない」「マグネットのバックルが外せない」といった声だった。割合としては全体の2~3%ほどだったが、同社は見過ごせない課題と受け止めたという。

「すべての子供にとって使い心地のいいものを作りたい」—そんな思いから2023年の春から開発を開始。多様な当事者との共創を価値に結び付けるインクルーシブデザインの考え方を軸に、株式会社GKダイナミックス、インクルーシブデザインスタジオCULUMUを運営する株式会社STYZと共創体制を組み、発達特性のある子供を持つ25組の家族にインタビューを実施した。

ランドセルの利用に関して調査やインタビューを実施

設計の基準にしたのは、誰かに「助けてもらう」のではなく、子供たち自身が自分の力で「できた」という喜びを増やすことである。一般的な開発期間が1年程度のところ、ぴったセルでは5回以上の試作を重ね、約3年の歳月をかけて納得のいく形に仕上げたという。

同製品の特徴は、布製ランドセルでは初めて採用したというファスナーレスの磁石式開閉だ。かぶせを持ち上げるだけで中身を出し入れでき、指先の力が弱い場合でもワンアクションで扱いやすいようにした。メインポケットを大きく開く設計としており、中身が見やすく出し入れや整理がしやすい。

ファスナーレスの磁石構造を採用
大きく開くメインポケットと水筒を収納できるサイドポケット付き

小学生の6年間の成長を見据え、3D肩ベルトと背面パッドで肩・背中・腰への負担を分散する構造とした。別売りのカスタムフラップも用意し、学年が上がって好みが変わっても見た目を変えられる。

成長する身体にフィットする3D肩ベルト&背面パッド
別売りのカスタムフラップで見た目の変更が可能

本体サイズは高さ35cm×幅25cm×厚さ19cmで、容量は11L。カラーはブラック・ネイビー・ミント・ラベンダー・ピンクの5色をラインアップし、価格は29,700円(税込)。3年間の修理保証付きとなっている。

同社は「布製ランドセルに関する意識調査」も公開。同調査によると、現在使っているランドセルへの不満として「重い」「水筒が入らない」「錠前が使いにくい」といった声があり、布製ランドセルの認知率は55.7%と過半数に達したという。

調査概要
タイトル:布製ランドセルの認知度調査2026
調査対象:小学1年生(男女各600名)の保護者 計1,200名
調査期間:2026年3月
調査方法:インターネットによる調査(クロスマーケティング)
実施機関:フットマーク株式会社