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未就学児のデジタル習慣は「毎日1時間」、保護者が懸念する「考える力」の低下

株式会社ア・ル・クが、2歳~7歳を育てる保護者を対象に実施した、「生成AIに使われない子供の育て方」の調査結果を発表

株式会社ア・ル・クは、2歳〜7歳の子供を育てる保護者を対象に実施した「生成AIに使われない子供の育て方」の調査結果を2026年4月16日に発表した。

子供がスマートフォンやタブレットで動画視聴やゲームをする頻度は、「毎日」が48.4%で最も多く、「2日に1回」が11.8%、「週に1〜2回」が15.4%だった。一方で、「スマートフォンやタブレットは見せていない」は18.3%となった。

1回当たりの利用時間は「1時間程度」が29.0%、「2時間程度」が23.8%、「30分程度」が18.2%で、同社は毎日1〜2時間の利用が家庭内で定着している傾向があるとしている。

2歳~7歳のデジタルデバイスは「毎日1時間程度」がボリュームゾーン

「子供が生成AIを使うことに対して、保護者として最も懸念していること」を聞いたところ、「自分で考える力が育たなくなる(38.3%)」の回答が最も多く、「感情や共感力が育ちにくくなる(14.2%)」「自分で判断・選択する機会が減る(12.8%)」となっている。

将来生成AIを使いこなす上で必要な力としては、「自分で考え、判断する力(思考力・判断力)(57.6%)」という回答が突出しており、「情報の意味や背景を読み解く力(読解力)(33.6%)」「他者の気持ちを想像し、共感する力(共感力)(29.4%)」が続いた。

生成AIを使うことに対する懸念は「自分で考える力が育たない」が最多

日常生活で困っている子供の行動としては、「言うことを聞かない」が36.9%、「行動の切り替えができない」が31.8%、「集中が続かない」が29.4%だった。

子供の集中力や行動の切り替えと運動や身体活動の関係については、「とても関係ある」が27.6%、「やや関係ある」が52.3%で、約8割が関連性を感じていることが判明している。

困っている子供の行動は、「言うことを聞かない」「行動の切り替えができない」「集中が続かない」が上位

さらに、AI時代に必要とされる力を家庭だけで育てることに限界があると思う保護者は「とてもそう思う」と「ややそう思う」の計75.3%で、遊びや運動を通じて思考力や判断力などを育てる外部プログラムに参加したいと答えた保護者は、「とても参加したい」「やや参加したい」の合計で71.0%に達した。

約8割が、家庭だけで子供の「行動の切り替え力」や「AIに代替されにくい能力」を育てることに限界があると回答

同社は、子供の教育環境において、利便性の高いデジタルツールの利用と並行して、身体性を通じた自己制御力や他者との共感力を育むためのリアルな体験機会を提供することが重要と指摘。幼少期にこそ「思考を伴う身体体験」が必要となるとしている。

■調査概要
調査期間:2026年3月30日~2026年3月31日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,004人
調査対象:調査回答時に子供(2歳~7歳)を育てる保護者(母親・父親問わず)と回答したモニター
調査元:株式会社ア・ル・ク
モニター提供元:サクリサ