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平塚中等教育学校が文科省のアワード受賞、発明教育プログラム「発明寺子屋」を活用

株式会社AI Samuraiの発明教育プログラム「発明寺子屋」を導入した神奈川県立平塚中等教育学校が、「アントレプレナーシップ教育アワード2026」で、Create New Value賞を受賞(出典:株式会社AI Samurai)

株式会社AI Samuraiは、同社が提供する発明教育プログラム「発明寺子屋」の導入校である神奈川県立平塚中等教育学校の取り組みが、文部科学省主催の「アントレプレナーシップ教育アワード2026」でCreate New Value賞を受賞したと2026年4月3日に発表した。

2026年3月20日に開催された「アントレプレナーシップ教育アワード2026」で、神奈川県立平塚中等教育学校がCreate New Value賞を受賞(出典:「MEXT春のアントレ祭」のWebページより)

受賞対象となったのは、平塚中等教育学校が中学1年生を対象に実施した全10回の授業である。授業では、「誰かの困りごと」を出発点に発明を考え、試行錯誤を重ねながらアイデアを具体化し、最後は「発明王の劇」として発表した。この取り組みは中高一貫6年間の探究学習の起点として設計しており、生徒が自ら課題を見つけて解決策をつくり、社会に伝える力を育てる実践として評価されている。

同授業の特徴は、特許審査シミュレーションシステム「AI Samurai」を活用し、生徒のアイデアを判定・分析しながら試行錯誤を繰り返すプロセスを重視したこと。生徒が自分のアイデアの可能性を認識し、失敗を越えて挑戦する経験を積めることが評価につながったという。

最終発表会では、同校教諭の加藤大貴氏が発明寺子屋の特徴を整理した。1つ目は、生徒の発明を特許データという社会の基準で見る社会性、2つ目は、AIの分析結果をもとに試行錯誤を続ける改善性、3つ目は、オンライン環境があれば学校や地域を問わず実践しやすい汎用性だ。発明というプロセスを通じて、課題発見・解決・表現までを一体で学ぶ教育モデルとして位置付けている。

加藤氏はコメントで、「生徒に届けたかったのは、『自分のアイデアが社会で通用する可能性を感じる』という原体験。AI Samuraiを通じて、学校内の評価にとどまらない、実社会のリアルな評価による手応えを生徒たちに提供できたことは、非常に意義深いことだと感じている」と述べた。

株式会社AI Samuraiは、「知財立国の再興」をミッションに掲げる、大阪大学および北陸先端科学技術大学院大学との産学連携による発明創出AI企業である。同社は、オンライン環境を活用した教育モデルの展開により、地域や環境に依存しない教育機会の提供を目指すとともに、今後も発明教育のさらなる普及と高度化に取り組んでいく考えだ。