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ものづくりの祭典「Kyoto Micro Maker Faire 2026」、4月26日に京都で開催

株式会社インプレスが、2026年4月26日(日)に開催する「Kyoto Micro Maker Faire 2026」の出展者を発表(出典:株式会社インプレス)

株式会社インプレスは、学生を中心にしたものづくりの展示会「Kyoto Micro Maker Faire 2026」の出展者を2026年3月17日に発表した。

同イベントは、2026年4月26日(日)に京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパスで開催。入場は無料で、学生の街である京都の特長を踏まえ、Young Maker(学生メイカー)とその活動を支えるスポンサーの出展を中心に構成する。

Maker Faire(メイカーフェア)は、新しいテクノロジーや多様な素材を使い、大量生産では作れないものを自分の発想で形にする、メイカーの展示発表会である。2006年に米国サンフランシスコで初開催され、現在は世界200都市以上に展開している。

今回のKyoto Micro Maker Faire 2026は、Maker Faireのエッセンスを受け継ぎつつ、地域のメイカーが参加しやすい小規模イベントとして実施する。過去3回開催されたMaker Faire Kyotoを学生中心の形で再スタートさせる位置付けだ。

注目の出展作品は、以下の通り。

現実をキーホルダーにできる装置(早川菜月さん)

京都精華大学メディア表現学部の早川菜月さんが展示するのは、キーホルダーの部品を3Dプリンターで人間サイズに巨大化した作品。身の回りの物や自分自身に取り付けることで、本来はミニチュアのチャームをつけるキーホルダーが、逆に現実を引き寄せ、付けたものをミニチュアのように見せるとのこと。

現実をキーホルダーにできる装置(早川菜月さん)

電動三輪車、電動バイク(大阪産業大学クリエイトセンター)

大阪産業大学クリエイトセンターは、学生のものづくり活動を支援する施設。運営の主体は学生スタッフが勤める。同イベントでは、クリエイトセンター所属の学生が制作した電動三輪車や電動バイクを展示。設計から製作、改良までを学生自身が行い、イベント当日は、実機をもとに構造や工夫点を紹介する。

電動三輪車、電動バイク(大阪産業大学クリエイトセンター)

Up-2(成安造形大学 デジタルクリエーションオープンラボ)

成安造形大学 デジタルクリエーションオープンラボは、デジタルテクノロジーとアートの融合による新たな表現を追求する、学生主体の研究活動をサポートする施設。学生メンバーが考案した「Up-2」は、布から切り出したパーツを組み合わせて衣服や小物・かばんなどを作ることができる作品。パーツを組み替えることで形を変えることができ、子供の成長や環境の変化に合わせ、サイズを調整したり、別のものに作り変えることで、長期間使い続けることが可能だ。

Up-2(成安造形大学 デジタルクリエーションオープンラボ)

メカメカほりほり・ヘルプキャップル(Haikai Lab)

福井大学の工学部の学生が、恐竜王国福井で「恐竜×工学」をテーマとして立ち上げたプロジェクト。メカメカほりほりは3Dプリンターで造形された化石の発掘体験を行うことができる。化石の中にはNFCタグが封入されており、発掘した化石にスマホをかざすことで化石の情報にアクセス可能だ。ヘルプキャップルは、ヘルプマークに取り付けるケースで、ヘルプマークだけではなくヘルプメッセージを表示させることができ、3Dプリンターで一体成型が可能なデザインになっている。

メカメカほりほり・ヘルプキャップル(Haikai Lab)

Luxrium(a-semi)

a-semiは、情報芸術大学院大学(IAMAS)に在学中のメンバーで結成されたチーム。Luxriumは、アクリル素材とLEDを用いて光の振る舞いを表現するインスタレーション作品。アクリル内部を伝う光の全反射や端面での屈折を利用し、光が空間に留まるような表現を試みているとのこと。LEDはArduinoで制御され、時間経過や来場者の操作に応じて発光状態が変化する。

Luxrium(a-semi)

ペレット式3Dプリンター適用開発(芳澤海飛さん)

京都工芸繊維大学大学院 建築学専攻の芳澤海飛さんは「ペレット式3Dプリンター適用開発」を出展。既存のリサイクルポリエステルペレットは、そのままではペレット式 3Dプリンターでの安定した出力が難しい場合が多いため、この研究では、材料自体への添加物による改質を極力行わず、流動性・耐熱性・層間接着性に加え、造形安定性の向上を目指しているという。

ペレット式3Dプリンター適用開発(芳澤海飛さん)

0と1のスイッチ工作:リレー、真空管からマイコンまで([10³] WisdoMaker)

[10³] WisdoMakerは、仕組みを知ること、作ることが大好きな中学生。「パソコンはスイッチでできている」と知ってから、いろいろな素子で0と1を切り替える回路を作ってきた。同イベントでは、カチッと音がするリレー回路や、タイマーICの信号をトランジスタでスイッチングしたRGB LED制御回路、C++で軽量化し電源を強化した小さなWebサーバーなどを展示。「電気を操る楽しさ」を、デモを通して共有する。

0と1のスイッチ工作:リレー、真空管からマイコンまで([10³] WisdoMaker)

キャラクターとパターンで巡る横断的デザイン制作の実践(kuralab.@大阪電気通信大学)

kuralab.(クララボ)は、大阪電気通信大学 ゲーム&メディア学科 ヴィジュアルデザイン研究室の愛称。同イベントでは、電子部品をキャラクター化したグッズ、クリエイティブコーディングとデジファブを用いたパターン印刷物、micro:bitを使ったペンプロッタなどを展示。技術そのものではなく、構造や仕組みを視覚的に翻訳するデザインの試みを紹介予定だ。

キャラクターとパターンで巡る横断的デザイン制作の実践(kuralab.@大阪電気通信大学)

■開催概要
名称:Kyoto Micro Maker Faire 2026
会期:2026年4月26日(日)10時~16時
会場:京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念会館
所在地:京都市左京区松ヶ崎橋上町
入場料:無料
主催:株式会社インプレス
共催:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab