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ASUS、GIGAスクール向けにN150搭載のChromebook発表 年末発売の軽量モデルも

ASUS JAPAN株式会社が、インテル プロセッサー N150搭載モデルChromebook4機種と先代モデルよりも約105g軽くなったChromebookの軽量モデルを発表

 ASUS JAPAN株式会社は、GIGAスクール向けの端末にインテル プロセッサー N150搭載機や、従来より軽量化したChromebookなどを発表した。インテル プロセッサー N150搭載機は、11.6型と12.2型の合計4タイプで登場、軽量モデルは11.6型ChromebookのCZ1104Fに設定した。

 新たに搭載するインテル プロセッサー N150は、これまでもGIGAスクール端末などに多く搭載されてきたインテル プロセッサー N100に対し、基本的構造には変化はないが、CPUとグラフィックの動作クロックが少し早くなっている。

12.2型のASUS Chromebook CR12 Flip(CR1204F)CR1204FTAシリーズ 12.2型。11.6型とは画面サイズが異なるが、本体外装サイズに違いはない

 インテル プロセッサー N150を搭載したChromebookは、画面が11.6型のASUS Chromebook CR11 Flip(CR1104F)CR1104FTAシリーズ11.6型と、12.2型のASUS Chromebook CR12 Flip(CR1204F)CR1204FTAシリーズ12.2型。

ASUS Chromebook CR11 Flip(CR1104F)とASUS Chromebook CR12 Flip(CR1204F)のスペック

 Windows搭載機も合わせて発表。11.6型がASUS BR1104FTAシリーズ11.6型で、12.2型がASUS BR1204FTA12.2型。いずれも画面を360度回転させてタブレットのように利用することが可能だ。

Windows 11 Pro Education搭載、11.6型のASUS BR1104FTAシリーズ。12.2型とは画面サイズ違いで本体外装サイズは同じ。見た目の違いは画面の縁取りの幅が異なる程度となる
Windows 11 Pro Educationを搭載する、ASUS BR1104FとASUS BR1204Fのスペック

 いずれの機種も従来のインテル プロセッサー N100搭載以外は変わらず、一部仕様では若干重さが変わる程度となる。また、11.6型と12.2型は画面サイズのほか、画面解像度が11.6型が1366×768ドット、12.2型が1920×1200ドットと異なるだけで本体サイズに違いはない。この点は従来から踏襲している。

 一方、11.6型の画面でプロセッサーにMediaTek Kompanio 520を搭載するChromebookのASUS Chromebook CZ11 Flip(CZ1104F)は、新たに軽量モデルを登場させる。

ASUS Chromebook CZ11 Flip(CZ1104F)に約105g軽い軽量モデル

 CZ1104Fの型番「CZ1104FM2A-NS0047」は重さ約1.4kgだったが、新たに登場する「CZ1104FM2A-NS0180」ではサイズやバッテリー駆動時間に変更はないまま約1.295kgに軽くなった。さらに軽量モデルにはASUS Passive Penを付属させた「CZ1104FM2A-NS0182」も用意。発売は2025年年末ごろを予定している。

ASUS Chromebook CZ11 Flip(CZ1104F)
既存の約1.4kgの機種と約1.295kgの軽量モデルのスペック

 なお、インテル プロセッサー N150搭載機は最長6年間修理を受けられる「ASUSあんしん保証」に対応し、サービス有効期間やサポート内容によってサービスを選べる。また、今回発表の機種に関する問い合わせや、仕様やオプションなどについてはASUSの教育機関・GIGAスクール専用コールセンターや法人向け窓口で受け付ける。

 約1.295kgのASUS Chromebook CZ11 Flip(CZ1104F)については、6月11日(水)~13日(金)にインテックス大阪で開催される、第8回 EDIX(教育総合展)大阪で先行展示するという。