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エレコム、子供用キーボード「KEY PALETTO」の開発秘話を紹介
2025年3月13日 12:03
エレコム株式会社は、初めてパソコンに触れる子供向けのキーボード、「はじめてのキーボード“KEY PALETTO(キーパレット)”」の開発秘話を同社のWebサイトに掲載している。新学期を控え、KEY PALETTOの開発秘話について2025年3月12日にあらためて紹介した。
KEY PALETTOは、キーと使う指をわかりやすく色分けしたキーボード。子供向けにキーの間隔を少し小さめの17mmとし、丸みを帯びたデザインのキー形状と軽い力で打てるように設計したメンブレン方式を採用、さらにローマ字入力を優先してひらがなを印字せず、誤操作防止にCaps Lockキーの無効スイッチ装備などを施している。
現在、KEY PALETTOシリーズは2023年5月に発売したBluetoothタイプ(ChromeOS・Windows対応/iOS・iPadOS対応)、無線タイプ、有線タイプに加えて、iPad用のケースと一体にできる「KEY PALETTO Folio」を2025年に発売するなど、現在も製品展開を拡大中。
開発秘話のページでは、開発者の子供の「[Shift]キーの使い方が理解できなかったり、アルファベットを組み合わせて入力する操作自体がなかなか覚えられない」といった状況が開発のきっかけとなったことが掲載されている。特に、開発者として「子供たちにとって楽しく学べるキーボードを作りたい」という想いがあったという。
1つ1つのキーに色が付いたデザインは、正しい指の位置を覚えやすくするため、各指が担当するキーごとに色を配置、教員がキーに対応する指を色で指示しやすくするため、原色に近い色を採用。もちろん色の識別がしにくい人でも見分けやすいように配色も考え、見た目の親しみやすさだけでなく誰でも快適に使えるように工夫した。
また、製品のサイズやキーの取捨選択、キーの間隔、印字バランスなど子供の視点だけでなく教員との打ち合わせと試作を繰り返し、開発には3年の歳月をかけたという。
発売後は、小学生対象のプログラミング大会「ゼロワングランドスラム」の大会公式キーボードに選ばれたほか、公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会主催のキッズデザイン賞も受賞している。