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子供の特性がオンラインでわかる、保護者向け「LITALICO発達特性検査」を提供開始

専門家が監修、子供の特性を理解し具体的なサポート方法を確認する

子供の特性と具体的なサポート方法を確認できる「LITALICO発達特性検査」

株式会社LITALICOは、子供の発達が気になる保護者を支援するオンライン完結の検査サービス「LITALICO発達特性検査」を2024年4月にリリースした。受検方法は、保護者がオンラインで150問程度の質問に回答する形式で、対象年齢は3歳から18歳(就学猶予・原級留置(留年)となり、高校入学・進級が遅れた場合などは、19歳も受検可能)。価格は1回2,970円(税込)で検査時間は約30分、回答完了後、すぐに結果を確認できる。

「LITALICO発達特性検査」を利用すると、子供の発達特性や困りごと、よく見られる姿やその背景要因、子供に合ったサポートの方向性などを知る手がかりを得られる。同社によると、子供の発達特性やその背景要因、適切なサポートの方向性に関する情報を提供するための検査で、医学的診断を目的としたものではないとしている。

「LITALICO発達特性検査」の詳細は、下記の通り。

①子供の特性をさまざまなポイントから理解できる

子供の特性を、「感覚」「情緒・行動」「対人・社会性」「多動・不注意」「学習」「話し方」「運動」の大分類と18の小分類に分けて測定。子供にどのような困りごとがあり、なぜ困っているのかをグラフや解説などから把握できる。

子供の特性を7の大分類と18の小分類に分けて測定

②具体的なサポート方法がわかる

家庭や園・学校などでの具体的な関わり方やサポート方法がわかる。

家庭・園・学校での関わり方やサポート方法を提案

③結果を印刷し、子供の関係者と共有できる

検査の結果レポートは、Webブラウザですぐに閲覧できるほか、PDFファイルで保存が可能。ダウンロードして印刷することで、園や学校、支援施設などとの連携に活用できる。

結果をPDFに印刷し、園や学校、支援施設との連携に活用できる

同検査は、発達に関連した臨床・研究を行う専門家が監修に携わり、尺度開発の国際基準であるCOSMIN(COnsensus-based Standardsfor the selection of health Measurement Instruments)チェックリストに準拠した手続きが採用されている。

同検査の監修者は、下記の通り。

大正大学 臨床心理学部臨床心理学科 准教授/公認心理師/臨床心理士/臨床発達心理士/認定行動分析士 稲田尚子氏
鳥取大学大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授/公認心理師/臨床心理士 井上雅彦氏
鳥取大学医学部附属病院 ワークライフバランス支援センター 副センター長 助教/公認心理師/臨床心理士/博士(医学)大羽沢子氏
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS) 准教授/公認心理師/臨床心理士 中島 俊氏
秋田こどもの心と発達クリニック/市立秋田総合病院小児科/臨床発達心理士 成田まい氏
東京家政大学 健康科学部 リハビリテーション学科 助教/作業療法士/博士(医学)/特別支援教育士 東恩納 拓也氏
豊村医院耳鼻咽喉科/株式会社エルチェ/声とことばの相談室Picus/言語聴覚士/公認心理師 矢田康人氏