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NHNテコラス、教育・公共団体向けAWS導入支援パッケージを提供開始

教育・公共団体向けAWS導入支援パッケージの提供を開始

データセンター事業やサーバー運営事業などを行うNHNテコラス株式会社は、教育・公共団体向けのAWS導入支援パッケージを提供開始したと発表した。教育・公共団体がパブリッククラウドを利用する際に、ネットワーク接続環境の提供から、クラウド環境の構築、システムの移行、その後の運用管理まで総合的に支援する。

AWS導入支援パッケージは、AWSクラウド総合支援サービス「C-Chorus(シーコーラス)」の1つとして実施する。NHNテコラスは、アマゾンウェブサービス(以下、AWS)の最上位プレミアティアサービスパートナー認定を受けている。

今回提供を開始する教育・公共団体向けAWS導入支援パッケージには、「オールインパッケージ」と「移行支援パッケージ」がある。

オールインパッケージは、移行に関する現状調査・分析から、閉域網とクラウドの接続、クラウドの設計・構築・移行、アプリケーションの設計・構築・移行までトータルで支援する。「情報収集や委託先の選定をする時間も人手も足りない」「クラウド化するのに何から手を付けたらいいかわからない」「アプリケーション・回線・クラウドを別々の会社に相談したくない」といった教育・公共団体に向けたもの。

オールインパッケージ

移行支援パッケージは、回線以外の部分の移行について、現状調査・分析から、クラウドの設計・構築・移行、アプリケーションの設計・構築・移行までを支援する。

移行支援パッケージ

背景として、「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」の成立に基づき、国によるクラウド活用の環境整備の状況を踏まえつつ、自治体においてクラウドを活用し、標準仕様に基づく情報システムへの移行が求められていることがある。

また、教職員の働きやすさと教育活動の高度化を目指して校務の情報化(校務DX)が求められており、2024年1月には文部科学省より「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が策定された。校務DXを実現するため、学校現場にてクラウドサービスの利活用を前提としたネットワーク構成を目指す方向性が文部科学省から示されており、自治体や教育・公共団体における課題があるためだ。

なお、NHNテコラスは5月8日(水)〜10日(金)に東京ビッグサイトで開催される「EDIX東京2024」に出展。C-Chorusを中心に、教育・公共団体向けソリューションパッケージなども紹介する。