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Acer、GIGA第2期スペックに準拠したChromebookとWindows PCを発表

日本エイサー株式会社は、「GIGAスクール構想第2期」における学習者用コンピューターの最低スペック基準に準拠した、ノートパソコン「Acer Chromebook Spin 511シリーズ」と「TravelMate Spin B3シリーズ」の新モデルを発売した。価格はオープン価格。

ChromeOSを搭載した「Acer Chromebook Spin 511シリーズ」では、USI方式のスタイラスタッチペンを標準搭載した「R756TN-N14N」と付属しない「R756T-N14N」が新モデルとして発売された。CPUにインテルプロセッサーN100を搭載している。なお、CPUにインテルCeleron N4500を搭載した従来機種の「R753TN-A14N(スタイラスタッチペンあり)」「R753T-A14N(スタイラスタッチペンなし)」も引き続き販売される。

Windows 11 Pro Educationを搭載した「TravelMate Spin B3シリーズ」では、USI方式のスタイラスタッチペンを標準搭載した「TMB311RN-32-A18P」と付属しない「TMB311R-32-A18P」が新モデルとして発売された。CPUにインテルCeleron N4500を搭載している。

文教市場向けノートパソコンの型番と主な仕様

いずれも11.6インチディスプレイを採用し、画面はマルチタッチ対応で360度回転するコンバーチブルタイプのノートパソコン。これにより、画面を共有したり、タブレットのように使ったりできる。

インカメラとアウトカメラを搭載し、タブレットモード時にディスプレイで被写体を確認しながら撮影が可能。インカメラにはプライバシー保護に配慮したスライドカバーが付いている。

学校での使用環境を考慮し、Acer Chromebook Spin 511 R756TN-N14N/R756T-N14Nは、米国国防総省の定める基準「MIL-STD 810H」の耐衝撃や防塵などのテストをクリア。また、TravelMate Spin B3と、Acer Chromebook Spin 511 R753TN-A14N/R753T-A14Nは防塵のみの「MIL-STD 810F」をクリアしている。

衝撃を吸収するバンパーラバーを採用し、ボディ内のコーナー部分の強度を上げており、122センチの高さから落下しても壊れにくい。さらにUSBポートに金属プレートを追加し、シャーシにねじ止めすることによりポートを補強している。

キーボードは、最大330mlの水滴に耐えられる防滴構造を採用。排水システムによりデバイス内のキーコンポーネントをぬらすことなく液体を排出できる。さらに、キーボードのキーキャップは固定式で、キーボードからキーを引き抜けない構造になっている。

ディスプレイには耐久性に優れたCorning社製で抗菌仕様のGorilla Glassを採用。ベゼル部分でパネルを支えるパーツを広くすることで、パネルの破損防止機能をより強化した。また、電気の事故やそのほかの潜在的な危険から児童生徒を守るために、米国玩具安全基準ASTMおよびUL/IEC 60950-1に準拠している。

バッテリーは1回の充電で最大14時間の連続駆動が可能(TravelMate Spin B3シリーズ)。インターフェースはPD(Power Delivery)に対応したUSB 3.2 Type-CポートやUSB 3.2 Type-Aポート、32GB eMMCストレージ、4GBシステムメモリーを搭載している。

また、地球環境に考慮し、リサイクルされたオーシャンバウンドプラスチックをOceanGlass タッチパッドに使用。Acer Chromebook Spin 511 R756TN-N14N/R756T-N14Nでは、梱包材にも再生素材を使用している。