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「夏祭り 三年分を食べてやる」小学生の夏休み川柳2023 優秀作品発表
コロナ明けで題材がオンラインよりリアルに変化、夏の風物詩が完全復活
2023年8月8日 06:30
株式会社ベネッセコーポレーションは、毎年恒例となった小学生の夏休み川柳の優秀作品を発表した。「進研ゼミ小学講座」を受講する小学3年～6年生を対象に「夏休み」をテーマに募集。2023年の特徴はコロナ明けとなり、題材がオンラインからリアルな楽しみへと変化している。
川柳の募集は今回が4回目。7月14日から7月26日までの間に「今年の夏は〇〇！」「クスリと笑える夏休み」「切ない夏休み」の3部門で応募を受け付け3部門で8995句が集まった。編集室と小学生1213名の投票によって優秀作品を選んだ。
編集室選の大賞は「夏祭り 四年も熟成 はいチーズ！」で、コロナ明けで夏祭りなど夏のイベントが復活し、夏休みへの期待感がうかがえる。前年までのようにITやオンラインに関わるような「オンライン おならしたいな ミュートしよ」「宿題は タブレットなの マジラッキー」（2022年）「リモートは うつるとこだけ きれいだよ」（2021年）のような川柳は選ばれなかった。
作品中のワードも2020年は20％に「コロナ」という言葉が使われていたが2023年は1.0％と大幅減少、例年どうりの夏休みが戻ってきていると分析、「祭り」という言葉は2021年は1.8％まで減少したものの3.8％、345作品に使用されるまで復活、「猛暑」「暑い」という言葉も全体の3％に使われるなど記録的な猛暑は小学生にも気になる話題だとしている。
また、「推し活」をテーマにした作品も全体3％になり、イベント等などが復活し久しぶりにイベントやライブに行くことを楽しみにしていることも感じられた。
優秀作品は以下のとおり、今回から作者の都道府県、学年のほかにペンネームも記載している。
「小学生の夏休み川柳 2023」編集室選
【大賞】
夏祭り 四年も熟成 はいチーズ！（埼玉県 小6 こだいのとうふ）
【優秀賞：今年の夏は〇〇！部門】
推しの前 体感温度 猛暑日だ（長野県 小5 Y）
【優秀賞：クスリと笑える夏休み】
窓開けて セミよりうるさい 母の声（徳島県 小5 まーいっか）
【優秀賞：切ない夏休み】
夏休み 溶けるアイスと 解けぬ宿題（兵庫県 小6 ゆゆy）
「小学生の夏休み川柳 2023」小学生選
【優秀賞：今年の夏は〇〇！部門】
今年こそ この夏ガチ恋 キミが好き（神奈川県 小5 ルカ）
【優秀賞：クスリと笑える夏休み】
夏休み ラスボスきたぞ 感想文（愛知県 小6 ありいむ）
【優秀賞：切ない夏休み】
夏休み 親に買われた ドリルのやま（熊本県 小6 ゆっきー）
久しぶりの夏のイベントなどへの期待が込められている作品
夏祭り 三年分を 食べてやる（兵庫県 小6 あこりーぬ）
夏祭り 四年も熟成 はいチーズ！（埼玉県 小6 こだいのとうふ）
夏祭り ぼくにとっては 懐祭り （千葉県 小6）
コロナ明け マスク焼けしない 夏休み （福岡県 小4）
コロナ前 買った浴衣が パツパツだ （長野県 小4）
猛暑」をユーモラスに表現している作品
終わったな 冷蔵庫見ると アイス切れ（小6 あやめ）
夏休み 試合いっぱい 汗びっしょり (滋賀県 小5 夜猫)
推しの前 体感温度 猛暑日だ（長野県 小5 Y）
扇風機 家族で取り合い つかれたよ （石川県 小5）
定番の「夏休みの宿題」や勉強について、ユーモラスに表現
夏休み 溶けるアイスと 解けぬ宿題（兵庫県 小6 ゆゆy）
夏休み ラスボスきたぞ 感想文（愛知県 小6 ありいむ）
宿題を 先にやったが 範囲ちゃう （広島県）
「あさがおの 観察やろう」 かれていた (京都府 小5）
夏の風物詩を小学生らしい視点で描いている作品
窓開けて セミよりうるさい 母の声（徳島県 小5 まーいっか）
友達が 蚊におどらされ おもしろい （福岡県 小6）
つゆゴクリ ながしそうめん めんとれず (北海道 小5）
ひまわりが 太陽めがけ おにごっこ （長野県 小5）